【リハビリ】急性期~回復期~生活期 それぞれがつながることを意識する

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当サイトで主張しているのですが、「それぞれの領域がつながる」「それぞれの領域のノウハウを共有すること」が2025年以降のリハビリテーションのためには必要である。2025年にそういった状態になるためには、今から行動する必要がある。だけど、やっぱりなかなか進まないのが残念なところ。


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リハ専門職のミッション

時代の変化とともに、リハビリテーション専門職を取り巻く環境や報酬体系も変化してきている。だからそのことを意識してリハビリテーションに取り組む必要がある。目の前の患者さんの治療に一生懸命に熱意を注ぐことも必要なんだけれども、その患者さんのリハビリテーションのウケることのできる期間や施設や保険の仕組みが変わってきているのだから、そのことも意識しないといけない。

そういった、リハ職が実践すべきミッションや課題というものは厚労省から常にいろいろな形で指摘されているし、そのことは当サイトでも紹介してきた。

平成29年医療と介護の連携に関する意見交換会(第2回) で出されている意見は下記のようなもの。

かなり重要なので、写真だけではなくて文章も引用しておきます。

急性期や回復期においては、早期の集中的なリハビリテーションにより、心身機能の改善・回復やADLの向上を図ることが重要であるが、加えて、維持期・生活期のリハビリテーションを見据えて、活動や参加に関する目標を設定した上で、この目標に応じた心身機能の回復を図ることが重要である。

(出典:中央社会保険医療協議会の医療と介護の連携に関する意見交換会(第2回))

平成16年以降の資料を読んでいただくと、診療報酬や介護報酬の変遷であったリ、そこで実践すべきリハビリテーション専門職の役割が少しずつ変化してきていることがわかると思う。

  • 心身機能だけではなく、活動や参加への関わりが必要であること
  • 急性期、回復期、生活期がそれれ連携することが必要であること
  • 急性期や回復期においても活動や参加への関わりが必要なこと

リハ専門職は時代の課題に真摯に取り組めているのか?

僕が作業療法士になった、27年以上前は1人の担当者が入院も外来も担当することが出来た。

だけど2017年の現在、リハビリテーションは入院期間も短縮し介護保険でのサービスを利用することが多くなり、1人のセラピストが最後まで担当するなんてことはほぼあり得ない。

だから、病院と地域との連携が必須なわけだ。

だけど、病院のリハビリテーションは病院で完結する傾向になり、地域に適切に引き継がれているとは言えない。

地域リハビリテーションの現場では、連携の必要性が声高に叫ばれているけれども、じゃあ地域の現場のセラピストの側から病院セラピストたちに積極的に働きかけて病院と地域の関係をダイナミックに変えていこうという動きをしているかというと、そうでもない。

病院は病院、地域は地域で勉強会や研修会をしていることが多く、それらがミックスして今のリハビリテーションのことをじっくりと話し合うような機会は少ないのが現状だ。

病院でも地域でも、目の前の患者さんへの関わりをどうすればよいのかということを考えることには熱心であっても、病院や地域でのリハビリテーションのあり方を考えることや、病院と地域の連携の具体的あり方を検討することにたいしては、熱心でない。

そんなことは協会や県士会任せにしておくって言う人の方が多いような気がする。

自分たちの身近なセラピスト同士のつながりや連携のあり方を考えるのに、協会や県士会任せって言うのはおかしな話。

急性期・回復期・生活期の協業

お互いがお互いの言い分を主張するのは意味が無い。

もっと建設的な方向で地域でリハビリテーションが動き出すといいなっていつも思う。

それぞれの地域で、それぞれの病院や施設や事業所の規模や数、人口に見合ったリハビリテーションの方向性。地域包括ケアシステムのなかでのリハビリテーションのあり方は、それぞれの地域事情により微妙に異なるでしょう。

少なくとも、その地域のリハビリテーションを提供する側の共通的な理解っていうのかな、そんなものを共有すべきだ。

  • 多職種連携
  • 多事業所連携
  • そこから発展して

  • 急性期・回復期・生活期の連携
  • そうして、

  • 多領域間の連携

そんな風に発展していくべきだ。

セラピスト一人一人が行動すべきであって、偉いさんたちが考えることではない。

動け!

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