作業療法士や理学療法士、言語聴覚士などのリハビリの実習では対象者さんとの関わりが大事なんですが、関わる上で大事なのは評価だけではないんですよ。
ズハリ評価よりも大事なのは「会話」と「笑顔」
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リハビリテーションは接客業
人を相手にするのが理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のお仕事。学生さんと言えどもそれは変わりありません。無言で黙々と評価だけされるのは、対象者さんからみるとちょっと嫌な感じ。
だって、体に何か問題がある、障害を抱えている、だから伝えたいことがあるんですよね。それなのに、実習とはいえ黙々と検査ばっかりされるとやっぱりつらいですよね。聞いてほしいことを抱えている患者さんは多いんです。
だから、実習で余裕がなくても少しくらいはおしゃべりしながら関わって欲しいです。
でも、おしゃべりの苦手な学生さんも多いようです。
会話のネタがないんでしょうねえ。多少緊張すると思うけど、接客業、サービス業なんだから何とか会話して欲しい。
会話のネタは特別な事ではないんですよ。
- その日のニュース
- 季節の話題
- お天気のこと
- 大阪なら、阪神タイガースの試合結果
等々身近な話題で大丈夫なんですよ。
朝起きて、テレビのニュースを少し見る。
新聞を開いてみる。
今の学生さんなら、スマホでニュース見る
そんな努力を毎日していると、自然と会話が成立します。そんな会話から、患者さんの抱えている問題点や主訴を聞き出すきっかけになることも多いんですよ。
とにかくニッコリ
悲しい顔や辛い顔しているとダメです。
普通の顔か、ニッコリしている顔をしといて欲しい。
特に男性の学生さんなら、トイレの鏡の前でニッコリする練習して欲しい。
なかなか、ニッコリするのって難しいんですよ。男性ってまじまじと鏡の前に立たないことも多いからね。
朝、昼、夕でも疲労度合いによって上手に笑顔になれないこともあります。一度自分の笑顔がどんな状態か確認してみてください。
ニッコリしながら楽しい会話しつつ、評価してみましょう。
何も言えないんだったらせめてこれだけ!
「今日の調子はいかがですか?」
「体調はどうですか?」
これくらいは患者さんを前にしたら必ず聞く習慣を身につけましょう。血圧や体温に問題がなくても、「なんとなく調子悪い」とか「今日はなんだか調子がいい」なんてこともあります。
「今日の調子はいかがですか?」って聞くことから、患者さんも話をするきっかけができて、意外と昨日の出来事や、家族の話などをしてくれることも多いんですよ。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の学生さんはとにかく自分のやる検査や測定のことで頭がいっぱいになっていて、自分のペースで黙々と評価を進めがちになります。その結果、会話のない場面が多くなります。それではお互いに良い関係を築くことはできません。
きっかけはどんな一言でも構いませんので、こちらから話しかけてみましょう。
「今日の調子はいかがですか?」 から
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