実習をがんばって、「良いレポート」を書きたいと考えて、理学療法士や作業療法士や言語聴覚士の学生さん達はみんな頑張っている。じゃあ、どんなレポートが優秀で良いレポートなのかなって事を書いてみた。
「良いレポート」を書くことだけが、臨床実習の目的ではない。だけど、レポートを書くという行為も実習の一部なので、学生さんにはがんばってほしい。
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客観的なレポート
担当した患者さんのことを、全く知らない人にレポートを読んでもらった時に、その患者のことが伝わるかどうかって事が大事です。
そのレポートを読んだ第3者がイメージする患者さんの臨床像と、実際の患者さんの臨床像とが一致したら良いレポートだとおもいます。
レポートの内容がきっちりと伝わっていると言うことです。
レポートには、学生さんの主観的な記載と、検査・測定のように客観的なデータの記載があります。それらを混同することなくレポートにまとめると、患者さんのことを知らない第3者でも分かりやすいレポートになります。
データはデータとして記載し、それに対しての考えや見解は別にまとめるというようなスタイルで日々の実習ノートを記載する習慣を身に付けておくと、レポートにまとめるときに、ごちゃごちゃにならずにすみますね。
レポートは日々のデイリーノートやケースノートの積み重ねなんですよ。
流れのあるレポート
あなたのレポートは最初から最後まで、一貫していますか?
起承転結とまでは言いません。ちぐはぐな内容ではなく、患者さんのことを書いてあるレポートとしてのストーリーがありますか?
良いレポートは、流れがあると言うか、ストーリーがあります。前後の関係性がはっきりしているのです。それまで、検査していない、患者さんや家族さんが言ってもいないようなことが突然とレポートの後半部分に現れることはありません。
レポートはあなたが、実施したこと、聞いたこと、調べたこと、考えたこと、それらを整理してまとめただけなんてす。そのまとめたものに対して考察などの意見を記載します。
だから、前後の関連性が整っているとストーリーとして流れのあるものになっていきます。
問題点やそれに対しての目標設定は、どのような根拠でそれを問題として捉えましたか?
その問題が明確になるように、検査・測定は行われていますか?
短期目標と長期目標は連動していますか?
プログラムと短期目標は連動していますか?
プログラムは段階付けされていますか?
デイリーノートをきっちりと!
レポートは、日々の実践をまとめて整理して、あなたの考えを加えたものです。
実習の終盤になって、突然頭の中に閃くものではないのです。
だからこそ、日々の記録をきちんとしておくことが大事です。
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