2018年同時改定では、通所リハビリも通所介護もこれまでの2時間刻みから1時間刻みに区分が変更されそうです。
例えば通所リハ事業所では6時間以上8時間未満で運されていた通所サービスは、6時間以上7時間未満、7時間以上8時間未満に変更となる方向で議論が展開されています。
このコラムでは通所リハ事業所の時間区分を参考に書いています。通所介護の2時間刻みの時間とは多少異なりますが、1時間刻みになるということは同じ方向で議論されています。
6時間位以上8時間未満の通所サービス
この議論は、2時間刻みの区分を提供している事業所の多くが、少ない方の枠で運営されていることがハッキリしているからです。
通所リハで6時間以上8時間未満の場合、6時間で運営している事業所が多く7時間以上のサービスを提供しているところが少ない。2時間ごとの区分にほとんど意味が無いのです。
だから、6時間以上7時間未満、7時間以上8時間未満にするほうが良いでしょうとなって議論されています。
単価がどのように設定されるかは2017年12月19日時点では不明ですが、当然ながらこれまで6時間以上8時間未満で設定されていた単価と同じサービスになるのは7時間以上8時間未満のサービスでしょう。
6時間以上7時間未満の区分の単価は大きく下がると予想されます。
そうなるとこれまで6時間以上8時間未満で運営していた事業所は大きな方針転換が必要になります。
6時間ちょっとの利用者さんの施設内滞在時間を少なくとも1時間伸ばす必要があるのです。
これって介護保険始まって以来の実業務に大きな影響を与える変更だと思います。
1時間の差はめちゃくちゃ大きい!
6時間のサービス提供だと、送迎の順番もあるけど
- 9時くらい~15時くらいまで
- 10時くらい~16時くらいまで
って感じで運営していると思うんですよね。送迎の早い人は9時スタート、2便目以降の送迎の利用者さんが10時スタートって感じ。帰りの送りも朝のお迎えと同じ順番で出て行くのでこんなスタイルで6時間滞在を実現しているところがほとんどでしょう。
私が老健勤務していた時もこんな感じでした。
だけど、これを1時間伸ばすとなると
- 朝のお迎えを早くする
- 夕方の送りを遅くする
という風にしないと施設内の滞在時間を1時間伸ばすことが出来ません。
朝のお迎えを早くするということは、送迎開始が7時半とか8時スタートになるし、送りの時間を遅くするということは16時以降に送迎スタートってことになる。
これまでのスタッフの勤務シフトでは実現困難になる事業所が多いと思います。
早出とか遅出っていう風にしないと実現しないんじゃあないのかな?
1時間をどのように作り出すか事業所の運営そのものを考えないといけない事態です
今からシミュレーションしないと間に合わない
通所サービスを提供してる事業所さんは今から考えないと間に合わないよ。
今の勤務スタイルに合わせるなら6時間以上7時間未満の提供を選択することになります。
収益減るけど今までと同じ運営スタイルで対応できます。
だけど、7時間以上8時間未満で運営するなら1時間をどのようにして作り出すのかってことを考えなければなりません。
通所の運営そのものを見直さない限り、1時間の捻出は難しいのではないでしょうか?
今からシミュレーションしないと間に合わないよ!
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