触らないリハビリテーションのこと(2024.4.15.)

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X(旧Twitter)で過去投稿などを参考にしながら「触らないリハビリテーション」についていくつか投稿したところ思いのほか反響がありましたのでこちらにも少し載せておきます。

こんな感じの投稿しました

「触って動かし続けるリハ」からの脱却

病院リハでも生活期リハでも、最終的には患者さんは自宅や施設で生活することになる。
セラピストがそばにいなくても生活しなくてはならない。だからリハビリテーションはそのことを考慮した介入が必要になる。

すべての利用者さんにではなく、より軽度な利用者さんは自身で活動することを積極的に行うリハビリテーションが必要になる。

触らないとリハビリテーションが実践できないと考えている理学療法士や作業療法士、言語聴覚士は大きな勘違いをしているんだ。

出来ることはなるべく自分ですることがリハビリテーションの基本

むしろそうなるようにかかわっていくのが、理学療法士や作業療法士の介入なのではないでしょうか?

https://x.com/yamada_ot_labo/status/1779274541224915377

「触らないリハビリテーション=何もしないリハビリテーション」って誤解しているあなたへ

触るリハビリテーションもめちゃくちゃ大切なのですが、触らないリハビリテーションもめちゃくちゃ大切なのです。

「触らないリハビリテーション」って聞いて、

触らないとリハビリテーションできない

とか

「触らない」ってなにもしないで患者さんの横にいてるだけ

とか

治療技術や手技が伴っていないからそんなこと言ってるだけでしょ

みたいに考えている理学療法士や作業療法士は勘違いセラピストだと思っています。ホンマにそんなセラピストはさっさと業界から去ってほしい。

患者さんは退院したら横について毎日触ってくれるセラピストなんていないのですから、触り続けるリハビリテーションしかできないセラピストは不要だとさえ思うのです。

それこそ間違ったリハビリテーションだと思います

https://x.com/yamada_ot_labo/status/1779293442902044761

触らないリハビリテーション

今回のX(旧Twitter)への投稿では批判的な意見はありませんでしたが、時おり勘違いされます。

「触らないリハビリテーション」っていうのは40分とか60分の時間全く何も触らないってことでもありません。

評価としての観察は、安全に配慮して触らないで観察しますよね。また、患者さん自身がどこまで課題や活動を遂行できるのかという事を確認したり、動作練習としてセラピストの介入なしに動作を遂行することもある。

リハの介入として、介助量を徐々に軽減していきながら最終的には1人で目的とする活動に取り組む過程では、触らない時間が増える。

自主トレ指導なのでも患者さんが動きをマスターすればセラピストの介入はなくなる。

心身機能への介入が中心で「触る」とか「ハンズ オン」としての介入は当然ある。でもその触る量とか時間を意識することは大切。

またリハを開始してからの期間によっても、触る介入をどれくらい行うのかってことも考えることが必要だと思うのです。

退院間際になってもセラピストの好みで、触るリハを介入し続けることはホントに必要なのでしょうか?

「退院間際までしっかりリハしたい」っていうセラピストの思いは理解できます。

でもそのリハの内容がセラピスト目線の「筋緊張が・・・」とか「アライメントが・・・」みたいなものに退院間際までこだわるくらいなら、もっと退院後に必要になりそうな「生活動作」を繰り返すことも必要かなと思う。

退院先が自宅で、杖歩行とかできるケースなら

転倒に備えて「床から立ち上がって椅子に座る」って練習が必要だなとも思うし、見守りがない状況でのADLの遂行が必要な場合どうするか?ってことも考える必要があるんじゃないかなと思います。

https://x.com/yamada_ot_labo/status/1779623910100865231

「触る」or「触らない」の二者択一ではないのです。

配分をきちんとコントロールしながらの関わりがリハビリテーションには必要。

そうして、触るリハにしろ触らないリハにしろ、その目的や意味をしっかりと考えて介入することが必要だと考えています。

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