担当の利用者さんといろいろ話をしていたら、甲子園で阪神の応援をしながらビールを飲みたいって話になった。なかなか面白そうな課題です。その話をしながら考えたことについて書いてみた。
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こんな感じの利用者さん
60代後半、脳卒中による失調症状がみられる男性の方。伝い歩きはできるし、ピックアップ型の歩行器は使用できます。
ただ体幹というか歩行時のふらつきは大きく、時々ステップも大きくなってしまう。
ビール飲みたいっていうてはりますが、自宅では晩酌してはります。
甲子園にも息子夫婦に連れられて2年前から年数回行っている状態。だから、甲子園でビールを飲むって事は達成できているんですよね。
ただ、奥様に話を伺うと、甲子園での観戦は車いす席を確保してもらって車椅子で応援して、ビール飲んでるって事らしいんですよね。そうすると、観戦する場所や座席が限られてくるので、車いす席ではない客席で観戦したいって事らしい。
そうか、車いす席はダメなんだ。
甲子園の座席を調べてみた
甲子園の座席状況をググってみました。
写真付きで分かりやすい。⇒⇒座席状況
けっこう車椅子席ってあるんですよね。
で、この利用者さんが言うのは、車椅子ではなく普通の応援シートに座りたいってご希望。
さあ、どんなふうにする?考えてみた。
伝い歩きはできるし、ピックアップ歩行器は利用できます。
ビール飲んだ後の歩行状態までは評価しておりませんが、酒乱ではないようなので失調症状が少し強くなるくらいと予想されます。
手すりを持って移動
伝い歩きできるんだから、通路わきとか座席にある手すりを持てば何とかなるんではないかなって考えました。
新幹線とか、映画館でも座席の背もたれなどを手すり代わりにすれば何とか歩けるって利用者さんがいるので、そんな風にして歩けないかって考えたんですよね。
だけど、場所にもよるけど球場の座席って背もたれのないものが多いんですよね。甲子園のホームページを見てそれを知りました。
だから、手すり作戦は無理っぽい。
現実路線
息子さん夫婦と甲子園に行くことが多いので、ピックアップ歩行器を持ち込む、息子さん夫婦に介助歩行を練習してもらう。
このパターンになりそうかな。
伝い歩きは安定してきてるんですよね。だけど、失調症状のために時々ステップが大きくなってふらつく。この時の介助をうまくできれば甲子園でも何とか移動できるかと思うのですが、すり鉢状になっているスタンドで、階段が多い場所をうまく介助できるかどうかが微妙なところなんですよね。
平地では問題なく介助してもらえる。
頑張って訪問しよう
今シーズンも何度か行く予定とのことだし、気温も暖かくなってきたことだし、屋外で頑張って練習してみよう。
甲子園に詳しい方のアドバイスあればよろしくお願いします。
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