色んなおもちゃや道具を使って子どものリハビリテーションをするんだけど、どんなおもちゃでもOKでいい場合もあれば、この子供のリハビリには「これ」か「これ」っていうように使うおもちゃを決めている場合があります。そのあたりのことを書いてみます。
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色や形のマッチングとか
赤い色の積み木を見て
「あかいろ」
って言葉で伝えることができると、「色」の赤と「言葉」の赤が結びついているなって考えますよね。こういうのをマッチングって表現しています。正確な定義はともかく、僕はそう表現している。
だけど、赤い積み木を見て
「あかいろ」
っていうけど、青い積み木を見て
「あかいろ」
って言ってしまう子供もさんもいますよね。そうなってしまうと、色のマッチングが不十分だってことになります。
クレヨンとか色鉛筆を出してきて、こちらの指定する色を選ぶことができる、塗った色が何色なのか聞いてきちんと答えることができるようになってくると、だいたい色のマッチングができているんだなってことがわかります。
同じように
四角い積み木、「これってどんな形?」って聞いて
「しかく」
って答えたりすることができるのかってことを、「形のマッチング」として評価しています。
ケースバイケース
ただね、児童発達支援&放課後等デイサービスに来るような子供さんの中には言葉で伝えることが難しいケースもいます。
言葉で伝えることができないから、マッチングの能力の評価ができないかっていうとそうではない。言葉を使うより正確さっていう点では劣るかもしれませんが、確認することはできます。
言葉を発することはできなくても、理解する能力があるならマッチングの評価はできる。
「赤いクレヨンちょうだい」
「四角い積み木をとってきて」
なんて質問をしてみて、その通りのことができればだいたいマッチングできているってことですよね。
カラフルな塗り絵していて、バナナを黄色で塗る、リンゴを赤色で塗る、なんてことができていればマッチングできているなって思う。
おもちゃや知育玩具なんかで遊んでいれば、そのあたりのことをしっかりと評価したり確認したりすることはできると思います。
課題を遂行できない原因を探る
おもちゃでうまく遊べなかったり、塗り絵が上手でなかったり、いろんな課題を抱えている子供さんがやってきます。
その子供さんがどこにつまづいているのか、どこに問題を抱えているのかってことはできる限り細かく評価していきたいなって思っています。
パズルボックスや型ハメなんかが上手にできない、色合わせみたいな課題ができない、塗り絵が上手にできないそんなケースの場合
- 上肢の機能に問題があって課題を上手にできない
- 形や色のマッチングに問題があって上手にできない
どちらに原因があるのか、両方の複合的要因なのか、ってことによって作業療法士としてのリハビリテーションの取り組み方っていうのは変わってきます。
おもちゃで楽しく遊んでいれば良いってこともあるんだけど、もっとこんな風に遊べるようになってほしいなって思うこともあります。
そんな時には、マッチングなどを考えながらおもちゃを選ぶこともあるってことです。
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発達が気になる子の「できる」を増やすからだ遊び: 入学前からはじめよう (実用単行本)
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笹田 哲 小学館 2015-08-18
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