知り合いから
「娘の鉛筆の持ち方がおかしい気がする」
とご相談の連絡と動画が届いた。動画を見てアドバイスしましたので、そのことを少しまとめておきます。
届いた動画を掲載するわけにはいかないので、我が家の娘に握り方を再現してもらいました。
(スポンサー広告)
親指と人差し指で握りこむ
今回のご相談は、正しい3指握りができておらず、人差し指で引っ掛けるように鉛筆を持っているような感じ。親指と人差し指で強く握りこんでいるんです。
鉛筆やスプーンなどは3指握りで持つ方が道具を使いやすいと考えています。
ちなみに3指握りって言うのは親指、人差し指、中指で持つことです。
こんな感じの持ち方。
鉛筆の先が見えない
実は今回のご相談は持ち方ではなくて、
「書く時に鉛筆の先が見えなくて困っている」
というのが本題でした。
こんな感じで、鉛筆の先が手に隠れて見えなくなってしまいます。
何が問題で、どうするのか?
「丸い鉛筆を指先で上手に持って書く」というのは、結構難しい活動なのです。
なんでこんな風に親指と人差し指で握りこむようになってしまうのかってことはいくつか理由が考えられます。
- 3指握りで上手に鉛筆を持てない
- 筆圧が弱くて、薄い文字になってしまうからしっかり書こうとして握りこんでしまう。
などなどいろんな理由があります。
筆圧のことで言うと、低学年くらいまでは指先の協調性が乏しいのでしっかり濃く書くことが難しいのです。指先の協調性というものは小学校1年生くらいで完成するわけではないからです。リコーダーなどのようにもっと複雑な指先の協調性が求められる課題も3年生くらいから始まるしね。
だから、筆圧が薄い場合は握り方の練習だけをするのではなく、濃い鉛筆を利用する方が上手に書けるようになることが多い。
私の娘の小学校では1年生は2Bを持ってくるように指導されていました。
私が幼少期に習っていた習字教室では5Bを推奨していました。
もう一つ、持ち方のことです。
3指握りのように、親指、人差し指、中指の先端で持つには指先の協調性が求められます。その協調性が不十分なときに鉛筆を安定させるために強く握りこむことが多い。
だから、持ちやすい鉛筆を使って3指握りの練習をするというもの一つの方法です。
- 少し太めの鉛筆
- 3指で握りやすい三角鉛筆
などをお勧めすることもあります。
5歳とか6歳くらいの手のサイズだと、鉛筆というのはかなり細い道具です。だから安定させるために強く握りこんでしまいやすいんですね。それなら小さな手でも持ちやすい、少し太めの鉛筆の方が楽に持てることが多い。
だから今回のケースでは、当面の対策として少し濃いめの三角鉛筆を使用することをお勧めしました。
これで解決するかどうかはしばらく様子を見ないとわからないのですが、結果がわかればまたご紹介させていただきます。
※その後の様子です。
⇒鉛筆を強く握りこむ子供さんのその後 第一報
Amazonで「鉛筆 三角 グリップ」と検索してみると結構たくさんあります。
※今回はご相談をいただいたので、このような対応を紹介しました。子供の鉛筆の持ち方を強制的・矯正的に3指握りに変更させることを推奨しているわけではありません。大人から見れば不思議な持ち方をする子供さんでも上手に使いこなしているケースもあります。
こんなお話をリアルに聞いてみたい方はこちらからどうぞ
⇒⇒講演依頼のこと
(スポンサー広告)
【スポンサー広告】
こんなお話をリアルに聞いてみたい方はこちらからどうぞ
⇒⇒講演依頼のこと
気に入ったらフォローしてください
YouTubeで動画公開しています。
やまだリハビリテーション研究所のYouTubeのチャンネル
新しい学びの形を提供します
フォロワーさんは200名くらいです!
⇒https://note.mu/yamada_ot/
Twitter
フォロワーさんは400名くらいです
⇒https://twitter.com/yamada_ot_labo
Facebookページ
フォロワーさんは2000名くらいです!
⇒https://www.facebook.com/yamada.reha.labo
やまだリハビリテーション研究所のLINE@を開設しました
ID検索の場合は
@yamada-ot.com
(@を含めて検索してね)
【↓↓週末にゆっくり読んでみてください↓↓】
生活期リハの視点で病院リハと地域リハをつなぐ・変えるマガジン
【スポンサー広告】
コメント