訪問リハビリ現場で求められるPCやITのスキルのこと

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IT(Information Technology)とかPC(ぱそこん)とかのスキルって皆さんお持ちですか?回復期リハビリテーション病院にお勤めの方なら、電子カルテとか使っているからそこそこのスキル持っているのかな?

看護師の私の嫁さんも電子カルテ使っていますが、PCスキルは普通の主婦と同程度なので、スキルとしては高くない。それでも電子カルテ使えるから、電子カルテ使っているからといってPCスキルが高いわけではないよね、たぶん。

訪問先で求められるPC関連スキル

まずは、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士、看護師さんなどの専門業務や専門知識とは全く関係なく、高齢者のご夫婦や、PC苦手なご家族から求められている、一般的なスキル

プリンターの設定やインクリボンの交換

年末年始に多いのがこれですね。久しぶりにパソコンを使うって高齢の方が言うのが年賀状の印刷ですね。

別居している息子や娘に設定はしてもらったけど、使うのは久しぶりで、よくわからないから教えてほしいって結構言われますね。

久しぶりに使うからインクもきちんと出なくて、プリンターのクリーニング機能つかったりして、きちんと設定したり、インク交換したりします。

新しいパソコンに買い替えたら、わからん画面が出る。

  • XpのパソコンをWin7に買い替える
  • Win7からWin8に買い替える

そうすると、スタートページがガラッと変わっていて焦る方って結構いるんですよね。

わかる範囲で、スタート画面の調整したり、デスクトップ画面によく使うソフトなどのショートカットの設定したりします。

ネットにつながらなくなった

これもよくあるお問い合わせですね。

たいてい、いろんな接続機器の電源を入れなおしたり、リセットかけたりすると、ネットにつながるので、そのような指導をします。

ニコニコ動画やユーチューブ見たい

50代とか60代くらいの利用者さんから言われること多いです。

もうちょっとマニアックな、全国のFMラジオが聞くことのできるソフトの設定を頼まれたこともあります。rajiko は知っていましたが、全国のFM放送を聞くことができる サイマルラジオ って言うのは利用者さんに教えてもらって初めて知りました。

ニコニコ動画やユーチューブは閲覧しやすい設定したり、会員登録の仕方などを指導したりします。

けっこう動画サイト見てはる人は多いですよ。いろいろ教えてもらっています。

10代の利用者さんからもいろんな動画サイト教えてもらいました。(あやしい動画ではありませんよ)

セラピストとしての専門的なスキル

一般的なPCスキルではなく、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士としての専門的なスキルを求められることもありますね。

私の経験で一番多いのは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の利用者さんが使っておられるコミュニケーションツールの設定や、スイッチ関連の微調整ですね。

私の担当の利用者さんで最も多いのは「伝の心」使ってはる方ですね。

基本的な設定やリモコンの設定などをします。スイッチ関連ではセンサーの感度の調整などをマニュアル見ながらやったりします。

ご家族さんが設定される場合もありますが、高齢者のご夫婦の場合などは定期的に訪問する理学療法士や作業療法士、言語聴覚士や看護師さんなどが調整するほうが、うまくできると思います。

ただ、このあたりになってくると、ちょっと苦手って感じている理学療法士、作業療法士、言語聴覚士も多いようです。

私が主催する やまだリハビリテーション研究所 では2013年12月21日にこのようなコミュニケーション支援ツールに関する研修会を開催する予定にしていますので、ご興味のある方は、ご参加ください。

最近ではスマホやタブレットの相談も多い

アプリの設定がよくわからないとか、孫とラインしたいとか、海外勤務の家族とスカイプしたいとか、とにかく最近の高齢者やご家族から求められる課題は結構多い。

頑張ってついていくようにはしているが、わからないときには持参しているタブレットであちこち検索して解説サイトを見つけて設定しています。

こんな時にタブレットは大変便利です。

スマホでもできますが、画面が大きいと見やすいですよね。

【まとめ】

  • 訪問現場で、利用者さんやご家族さんからPCやITに関する質問は年々増えている
  • 可能な範囲で対応できるようセラピストもある程度の知識は必要だと思う
  • タブレットは訪問現場で役に立つ

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