訪問看護で働くリハ職と看護職の連携の研修会で考えたこと

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2021年10月14日に開催された大阪府訪問看護ステーション協会主催の「訪問看護ステーションで働くセラピストの交流会」にスタッフとして運営に関わりました。

ステーション協会で2021年にリハビリ検討部会が発足し1回目の研修会でした。

訪問看護ステーションには看護師とリハ職が在籍し業務を行っています。今回の研修では「事業所内での看護師とリハの連携について」を主テーマとして、2ステーションから事例報告を行いその後グループディスカッションを行いました。

参加しながらいろいろ考えたことをまとめておきます。

研修会は好評

看護師とリハ職がいかに連携して訪問を実践するのかという視点の2事例の発表はどちらもすごく良い発表でした。

看護師さんとリハ職のコラボってのはこんな風に進むんだなって感じで、その後のグループワークでも盛り上がりました。

引き続き、ステーションでのリハについての研修会を開催してほしいという声もありました。

連携うまくできている?

今回は連携がうまく進んだ事例発表を行いました。

それを聞いた参加者さんも、これからしっかりと取り組んでいきたいという声が多かったのですが、実際のところステーション内でのリハ職と看護職の連携はうまくいっているのでしょうか?

あまりうまく連携できていない事業所も多いのではないでしょうか?

研修会に参加している看護師さんやセラピストは、連携に対してい興味を持っていたり、連携を実践したいなと考えている人たちだと思うのですよね。

連携に対して興味がなかったり、連携ができていなかったり、そもそも連携することを考えていない事業所などは研修会に参加しないですよね。

すべての事業所が理想的な連携を展開できるとは思いませんが、なるべくリハ職と看護師さんとの連携が実践できる事業所が増えてほしいなと考えています。

訪問看護ステーションだからこそ実践できるリハと看護の連携が2024年同時改定以降の地域リハには必要になるだろうと考えています。

連携がうまくいくとその利益はすべて対象者さんに還元されると思うのですよね。

  • 直行直帰のスタッフが多い
  • 非常勤のスタッフと顔を合わせられない
  • リハと看護がそもそも仲良くない
  • お互いが専門用語使って理解し合えない

などなど、連携がうまくいかない理由なんていくらでもあるでしょう。

だけど、その多くは事業所内でのルールつくりで解決できることが多いのではないかと考えています。

たんに一緒に働くだけではなくて、連携することを前提にした事業所のルールつくりが必要なんだと考えています。

そもそも連携の基盤もなく、ルールなどもない事業所では無法地帯のようになって連携がうまくいかないのだと思います。

難しいかもしれないけれどルールつくりと連携に向けた行動は必要です。

それは管理者さんや管理職スタッフが考えていかないとダメなんだと思う。

スタッフ任せでは連携はうまくいかない。

まずはこんな事から

互いの職種の専門性の理解が必要です。

訪問看護ステーションは看護師さんが中心の職場だと考えています。だからまず看護師さんにリハビリテーションについて正しく理解していただくことが必要なのではないかと思うのです。

以下のコラムではそんなことを書いています。

動画ではこんなことを話しています。1時間ほどの動画の5分ほどをご紹介します。フルバージョンを見たい方は上記リンクからご覧ください。

訪問看護ステーション内での看護師さんとリハ職の連携でお悩みの事業所さんはお気軽に連絡してください。いろいろ提案したり研修会のお手伝いさせていただきますよ。
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