訪問看護や訪問リハビリの初回って結構いろいろ考えますよね。先日、看護師さんと同行訪問でリハのことをアドバイスする目的でいったのですが、初めて訪問する利用者さんだったので、リハビリ以外のことが気になってしまいました。初回訪問だったらこんな事も考えているだなってことを書いてみた。
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初回の訪問で何を見てますか?
初回の訪問で実施すべきオリエンテーションとか、契約の説明とかもあるのですが利用者さんのおかれている環境や状況によっては、通常のオリエンテーションとか、看護やリハビリの評価とは少し異なる視点での関わりが求められるのが訪問看護や訪問のリハビリだと考えています。
- 日中独居や一人暮らし、高齢夫婦だけの利用者さん
- コミュニケーションとれるけど、介護量は重度の利用者さん
こんな感じの利用者さんの担当になった時に、訪問看護やリハビリでの初回訪問で何を評価したり、確認したりしていますか?
私の場合、日中独居・昼間独居や高齢夫婦の訪問の時によく考えたり確認したりするのは、
- 緊急時の連絡手段の方法
- 災害時の安全の確保
こんなことを確認しています。すべての利用者さんに言えることかもしれないのですが、ご家族が常に介護にあたっているような場合は家族さん任せになることが多いので、優先して確認していません。
高齢夫婦、日中は本人さんのみの場合は自然と訪問初日に確認する習慣が身についています。
緊急時の連絡手段
主に固定電話や携帯電話の使い方を確認します。
ケアマネさんが緊急通報サービスなどを設定している場合でも使い方の確認をするようにしています。
重度の障害者の方で、コミュニケーションはできるけど一人で移動できないような方の場合にも、パソコンの操作やスマホの操作ができるかどうかなどを確認して、万が一一人の時に何とかして外部に連絡する方法が確立しているのかどうかという点を確認します。
高齢夫婦の場合は、
- 携帯やスマホを使いこなせているのか?
- 短縮ダイヤル設定してるか?
等を確認しています。
呼吸器や在宅酸素などの医療機器を利用されていたりする場合には、それらの連絡先の確認をします。
また、訪問看護師さんや主治医への緊急連絡先を把握しているかどうかっていうことも確認します。
主たる生活スペースの安全性の確認
とくに重度の方や、寝たきりの方の場合は地震などに備えて、ベッド周りに本棚やタンスなどがあるのかどうか?
本棚やタンスなどがあった場合それらが転倒しないように突っ張り棒などで固定できているかどうか、ベッドの配置を変える必要はないかどうかってことも考えます。
私の嫁さんは震災の時にベッドの足側にあったタンスが倒れてきて大変だったという話を聴いてから、ベッド周りの配置は気にするようにしています。
しっかりと周囲を観察する習慣が必要です。
看護やリハビリに関する評価も大事ですが、生活するうえでの安全性について考えるのも訪問看護や訪問リハビリの役割の一つだと考えています。
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