新たな多職種連携を作り上げることが2024年同時改定には必要になる

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このブログでもnoteサイトでも多職種連携に関するコラムや動画はたくさん配信してきた。

そんな中で最近ふっと気づいたのです。

介護保険領域の多職種連携がなかなか進まないこと、特にリハビリテーション専門職と言われている理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の連携もなかなか進んでいないように思う。その理由って言うのかな、まだまだ時間がかかるんだろうなってことに気が付いたんだよね。

連携の考え方の相違

今さらかもしれないけれど、これまでの医療や介護の連携の話を中心は、病院や医療の領域を中心とするものだったように思う。

同じ法人、同じ組織の中で多職種との連携をどのようにに進めていくのかということを、介護保険領域の中での多職種連携や多事業所連携に当てはめようとしていたのではないのかと思うようになったんですよね。

リハで言うと、訪問看護や通所介護、通所リハなど多職種が在籍している事業所での多職種連携は、基本的には職種間の上下関係はあまりない。

介護保険以前の病院や大きな法人内での多職種連携は、職種ごとのまとまりがあったり、医師を中心にしたピラミッドだったり、人数の多い看護師さんが組織として強かったりという状況だった。

だけど、介護保険の事業所はそのような職種間の構造になっているわけではない。

どの事業所もスタッフ数は少なめで多職種混合で作業療法士の上司が他職種であることも日常的にある。

だから旧来の医療系の連携の考え方やスタイルを介護保険領域に持ち込んでもうまくいかないことの方が多いのではないでしょうか?

2000年に介護保険が始まって21年くらい。それ以前の医療業界の方が当然長い歴史がある。

20年くらいできちんとしたスタイルがうまく築くことが出来るわけなんてないよね。

病院や医療法人スタイルから脱却することが必要なんだと思うのです。

新しいスタイルを築くことが必要

介護保険以前にはケアマネジャーという職はなかった。

介護保険以前はスタッフが少数な職場は医療業界とりわけ地域医療の領域にはなかった。

介護保険以前には多職種混合の職場が地域にはあまりなかった。

だから、新しい多職種連携のstyleを作り上げないといけないのですよ。

今までのそれぞれの領域で通用していた「連携」ではなく、これからの地域リハビリテーションをしっかりと担っていけるような「多職種連携」を作り上げる必要があるのです。

厚労省の資料にもあるようにリハビリテーションは多職種で担っていくものなのです。

それを踏まえたうえでの多職種連携を2024年同時改定までに作り上げないと、地域でのリハビリテーションはきちんと機能しないのだろうなと考えます。

皆さんはいかがお考えですか?

診療所、通所リハ、訪問看護、通所介護、回復期リハ、児童デイなど様々な地域の現場を掛け持ち勤務しているからこそ、伝えることのできる地域での多職種連携があります。

興味ある方はいつでもお問い合わせください。

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