介護給付費分科会で検討されている令和3年の介護報酬改定に向けてだされている「これまでの主な意見」が領域別に掲載されています。
厚労省サイトのリンクのご紹介です。
厚労省のリンク
今回の資料は、第184回介護給付費分科会に掲載されています。
◆第184回社会保障審議会介護給付費分科会(web会議)資料
(厚労省のサイトに移動します)
◆2020年版「生活期リハの視点で病院リハと地域リハをつなぐ・変える」
リハの卒業のこと
リハビリテーションについて以下のような意見が出ています。
- リハビリテーションの目的は、食事や入浴、排せつ等を可能な限り自らできるようにすること。意思決定支援が更に重要になることも踏まえ介護サービスの質、アウトカムを検討していく必要があるのではないか。
- リハビリテーションは、継続してどう提供していくかという考えも重要。また、機能に偏らず、活動と参加もバランス良く行うことを進めてきたが、今後、これをいかに高めていくかという視点から、活動と参加のリハビリの切り分けや、評価を高める等の対応を検討すべき。
- 生活期のリハビリテーションは、必要に応じ継続的に提供すべきものあり、卒業すると専門職によるリハビリが受けられないという弊害があるのではないか。
- 重度の要介護者においては、全ての者が改善するわけではなく、生活機能の維持も重要なアウトカムであるため、全ての者に修了や卒業を求めるべきではないのではないか。
議論の中では、リハビリテーションからの卒業についても取り上げられています。
このことについては今後注目すべきことですね。「継続」すべきリハビリテーションと「卒業」すべきリハビリテーションについてじっくり考えることが専門職の視点としては必要だ捉えています。
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