基本的な評価の手段である「観察」、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の方なら評価の基本的なものです。そのことについて書いた第2弾です。
観察のこと(1)では観察の重要性についてまとめました。では、もう少し具体的にどんなことを観察すればよいのでしょうか?
※ 2023年11月19日更新
このコラムを動画にしてみました。
基礎の基礎の基礎ってところから始めよう①~③「評価としての観察のこと」
観察のポイント
まあ、全部観察できればいいんですけど、慣れていない方にとっては見方の効率が悪いので見るべきところが見られないってこともありますよね。ポイントとしては
- 上肢
- 下肢
- 体幹
のそれぞれのパーツに分けてみてみることをお勧めします。それぞれの部位がどのような動きをしているのかってことを観察します。その時に注意してほしいのは
左右差があるのかどうか
片麻痺なんかの場合は左右で動きの違いがありますよね。麻痺側ばかりではなく、非麻痺側の動きもしっかり観察しましょう。
上下差とはあまり言いませんが、上肢と下肢では動きやすさの違いはあるのかどうかっていうことも確認しましょう。上肢の動きに比べて下肢の動きは良好なのかとか、上肢は左右差が大きいが、下肢はそれほどでもないとかって感じで、大まかでも構いませんので確認しましょう。
姿勢を分けてみるっていうのもポイントの一つですよ。
臥位、座位、立位でそれぞれの状態(上肢、下肢、体幹)を観察してみる。
随意性があるのかどうかってこともポイントです。どこがどれくらい動いているのかって感じかな。
ADL(日常生活動作)のポイント
これは観察ってわけではないのですが、まずは
できる or できない を確認しましょう。
「できる」場合でもその手順や所要時間などから実用的なのか非実用的なのかを判断しましょう。
「できる」場合でも改善の余地があるのかどうかも観察のポイントですよね。
それらをそれぞれのADL動作で大まかに把握してから
「できない」場合
何故できないのか、なぜそのような動作になるのかっていうことを考察する。その考察をもとにして、この次にどのような評価をすべきかを検討していってほしいです。
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