前回に続いてセラピストが注目している2016診療報酬改定のリハビリテーションに関する資料で、病院セラピストだけではなく介護保険領域のセラピストも知っておかなければならない資料があるので書いてみた。
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時期と役割について
ここまで資料を読んでいるセラピストはいるのかな?
9単位がどうとか、入院費に包括されるとかそんなことよりも注目しないといけないのは、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の役割についての記述だ。
入院リハビリと生活期リハビリのこと
この資料にで注目してほしいのは、維持期とか生活期でのリハビリテーションは
リハビリ専門職のみならず、多職種によって構成されるチームアプローチによる生活機能の維持向上・・・
との記載があることだ。
そう、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が自分だけで何とかしようっていう時代ではないってこと。
考え方を変えてほしい。
いつまでも、自分たちだけがリハビリテーションを担っていると考えているセラピストばかりの病院や施設は淘汰される。
時期別のリハビリテーション
回復期リハビリの時期に対しては、活動や参加に取り組まないことによるデメリットが、
生活期リハビリの時期に対しては「心身機能=リハビリ」ということの弊害が
それぞれ明記されています。
セラピストすべてが考え方を変える
- 入院リハビリ=心身機能の改善
- 介護保険のリハビリ=活動や参加へのアプローチ
こんな考え方は間違っている
大事だからも一度書いておきます。
こんな単純な考え方は間違い!
回復期リハビリに入院している時から
リハビリテーションっていうのは、心身機能にもかかわるし、活動や参加へもアプローチする。そうして、それを支援し実践する職業はリハビリテーション専門職種だけではなく、多職種で実践する
これがリハビリテーションなんです。
入院の時にこのことをしっかりと患者さんや家族さんに伝える、理解してもらうような関わりをすることが求められています。
それを実践しない回復期リハビリテーション病院は淘汰されます。
平成28年度の診療報酬改定は乗り切れても、平成30年度の診療報酬・介護報酬同時改定では間違いなく生き残れない。
平成30年を目指して、さらにはその先を見つめて行動する病院だけが生き残れるのです。
あなたはもうそのことに気づいて行動していますか?
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