いかに活動と参加へのアプローチができる仕組みや仕掛けを作るのかと言う記事の第2弾は社交ダンス。フラダンスでもいいいかな。実際にフラダンス大好き作業療法士も身近にいるしね。前回のコラムでかいた「コーヒー」は香りで、社交ダンスやフラダンスは音楽、そんな要素を使って五感を刺激するってことが必要。そんなことを書いてみた。
この記事のきっかけ
僕は訪問中心で仕事をしている。先日のコーヒーも今回の社交ダンスも、僕が担当している利用者さんとともに実践した活動だ。
訪問の初日、自宅での移動を確認したり、ADLを確認しながらの会話の中で、旦那さんの趣味の話が出てきたから、旦那さんではなく本人さんの趣味を聞いてみたら「社交ダンスをやっていた」ってお話してくれた。
「ジルバ」をよく踊っていたってことなので、スマホでジルバの動画を探して、音楽をかけてみるとベッド端座位でその音楽を聴いていた利用者さんがその姿勢のまま足でステップを踏み出すんですよね。
介助立位をとってみても、やっぱりステップ踏もうとするんですよね。
だから、その利用者さんとはダンスがしっかりと踊れるようになったら訪問リハビリを卒業しましょうってことを初日にお話しました。
ケアマネジャーさんにも目標と期間をお伝えしました。
きっかけ作り
前回のコラムコーヒーできっかけ作りでは、コーヒー豆と挽くときの音やコーヒーの香りで利用者さんの五感を刺激しました。今回の社交ダンスは音楽で五感を刺激しているわけですよ。
それに珈琲と違って、音楽をかける方が簡単ですよね。
病院のリハビリ室でも、音楽かける方が簡単なんじゃあないかな。
社交ダンスにこだわる必要はないけど、音楽がきっかけで利用者さんの「やってみたい」って気持ちを引き出すことが出来るんじゃあないかな。
そう言った仕掛けつくりをどんどんやっていくことが必要なんだと思う。
ふだんから、リハビリテーション室のあちこちでそんな仕掛けが展開されていたら、患者さんや利用者さんも手取り足取りリハビリテーションではなくて
あんなことが出来るようになってみたい
って考える人が増えるのではないでしょうか?
以前コラムにも書いたけど、
リハ室で患者さん皆がダンスしていたらダンスすることがリハビリテーションだと思うだろうし、みんなが卓球していたら卓球出来るようになることがリハビリテーションだと思うでしょう。
加算のこと
通所リハビリでは生活行為向上リハビリテーション実施加算を算定できるのですが、この加算そのものはケアマネジャーや家族の理解が必要になるので、活動と参加にアプローチをしていれば算定できるというものではありません。
だけど、病院でも通所でも訪問でも、積極的に活動と参加にアプローチすることは必要です。
加算を算定できるかどうかはともかくとして、
心身機能だけではなく、活動と参加にアプローチすることはリハビリテーション専門職のミッション
なわけですよ。
だから、算定があるからではなくて、普段から活動と参加へのアプローチを積極的に行う必要がある。
その先に算定があるんじゃあないかな。
加算には多くの算定要件を満たす必要がありますが、活動と参加へのアプローチを積極的に行うことに関しては何の条件もありません。
だから、すぐに実践することが出来るのです。
まずは実践すること
とにかく活動と参加ですよ。
心身機能だけではリハビリテーション専門職の能力を活かせていないってことです。活動と参加へもアプローチすることが、リハビリテーション専門職のミッションです。
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