外来リハ廃止の方向を受けて、短時間の通所リハが受け皿になりそうなので、そんなことになりそうな病院のリハスタッフのこと言いたいことを書いているコラムの第2弾。実際にすでに通所リハになっている病院のリハビリスタッフの参考にもなるかな。
その1の記事はこちら
⇒外来リハを通所リハに転換する病院のリハスタッフの方へ1
事務的なことなど
外来リハは診療報酬、費用の負担は難病などの助成を除けば負担割合の違いはあっても同じ料金。少なくとも本来請求すべき料金は同じ。
それに対して通所リハは介護報酬。要介護度によっても料金が違う。しかもその都度ではなく、月毎の支払いになる。しかも一点が10円じゃない。外来リハビリは会計の窓口に並んでその日のうちに支払うんだけど、介護保険は月ごとにまとめて払う方式になる。
その業務とか来所日の管理はだれがやるんだろう?
介護保険の利用者ならだれもがハンコを押すのがサービス提供表。誰が管理するのかな?
外来100人いたら100人分。200人なら200人分。しかも毎月。診療報酬業務しかやったことのない病院の事務は大混乱になるかな。
事務系のアウトソーシング会社や、派遣会社が狙っていそうだし、実績管理とかのソフト会社もチャンスだな。
診療所ならリハビリ部門が実績管理しておけば請求業務は事務員さんがするのかな?
月末締めで、実績管理をケアマネジャーに送付しないといけない。これは誰がするのかな?
でも大きな病院だと、どっちの部門も仕事を増やしたくないから揉めそうだな。
なんだこんな事務処理手続きのことだけを考えても、大きな病院になればなるほど負担が増えそうです。
ここに書いていることに対して
「いったい何のこと書いてるの?」
って思っているならその時点でアウトだね!
リハの人は実績管理と分かるかな?
外来リハビリが中止になったとしても、そのことの処理は病院内で完結する。
だけど、介護保険の通所リハビリの場合は、利用予定の人がキャンセルした場合は、ケアマネジャーさんにも連絡することが必要です。
ケアマネジャーのプランと実際に利用したサービスの実績が一致しないことには返戻になるからです。
通所リハビリがキャンセルになったことをケアマネジャーさんに連絡するのは、事務員さん?それともリハビリ担当者?
そんなことも通所リハビリに転換する場合は決めないといけないね。
リハビリスタッフが実績管理をする場合、きちんとケアマネジャーさんに報告する必要がある。これをきちんとしておかないと請求しても返戻ばかりとなる。
そうして、出来る事なら通所リハビリの利用状況もケアマネジャーさんに報告すると、ケアマネジャーさんはプランを検討するのに役立つ。
事務員が実績管理をする病院は多くなりそうだけど、ケアマネジャーとの接点を持たないリハビリテーション専門職はケアマネさんの立場から見ればちょっと問題かなあ。
リハビリテーションに期待して、病院のリハビリテーション専門職のいる通所リハビリを利用しているのに、そのリハスタッフからリハビリテーションの状況の報告がなければ、
いったいどんなリハビリしてるの?
っていうことになるよね。
そんなことも不安です。
地域での連携ってうまくいくのかな?
上手くいってほしい。
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