質の高いリハビリテーションとは何か?厚労省の資料より考える

(当サイトの記事内にはアフェリエイトなどの広告が表示されています)

質の高いリハビリテーションっていったい何なのかな?
病院リハビリテーションの質は高いのか?ネット記事を見て考えたこと
4月に書いた上記コラムはかなり読んでもらえた。

(スポンサー広告)

厚労省の資料

平成29年4月に開催されている
医療と介護の連携に関する意見交換会(第2回)議事次第
という厚労省の会議の中で出されている資料の中に、「質の高いリハビリテーション」という表現がある。

※医療と介護の連携に関する意見交換会(第2回)議事次第の資料からの引用

質の高いリハビリテーション

この資料では、平成28年の診療報酬改定を取り上げていて、その中で
質の高いリハビリテーションの評価等、患者の早期の機能回復の推進に必要なキーワードとして以下の4点を挙げている。

  • 早期からのリハビリテーション
  • 質の高いリハビリテーション(アウトカム評価)
  • 多様な状態に応じたリハビリテーション
  • 具体的な目標を意識した戦略的なリハビリテーション

平成31年5月の現時点ではすでに平成28年の改定は過去のものであるが、ここで取り上げられているキーワードは現在でも重要なものだ。

この資料では発症後早期に開始することとして書かれているが、平成30年の同時改定においては退院後早期に介護保険でのリハビリテーションを開始することが重要とされ、それに応じた改定がなされている。

「多様な状態に応じたリハビリテーション」はリハ実施計画書に栄養項目が平成30年の同時改定で記載が必要となったことに反映されている。

目標を意識した戦略的なリハビリテーション」についても、リハ実施計画書が、病院と介護領域で共通化されて退院時の目標設定の重要性が平成30年の同時改定で取り上げられた。

これからの質

厚労省はリハビリテーションの質の改善について求めている

そんな中で、平成29年に取り上げられている資料のキーワードが、平成30年の同時改定においても引き続き注目されている。

そんなことから考えると、これらのキーワードはセラピストとしては臨床でしっかりと考えるべきだ。

特に

具体的な目標を意識した戦略的なリハビリテーション

は病院でも生活期でもリハ専門職に求められている戦略の一つだ。心身機能だけに偏ったアプローチや目標設定を行うのではなくて、活動と参加を見据えた目標設定をしていくことが必要なんだ。

あいまいな目標設定ではなく「具体的な目標」設定が必要だと厚労省は考えている!

あなたの目標設定は具体的ですか?

【おすすめ】リハの目標設定に悩んでいるセラピスト必見

こんなお話をリアルに聞いてみたい方はこちらからどうぞ
⇒⇒講演依頼のこと

2019年版 病院リハと地域リハをつなぐ・変える


(スポンサー広告)
【スポンサー広告】

気に入ったらフォローしてください

YouTubeで動画公開しています。
やまだリハビリテーション研究所のYouTubeのチャンネル

新しい学びの形を提供します
フォロワーさんは300名くらいです!
https://note.mu/yamada_ot/

Twitter
フォロワーさんは500名くらいです
https://twitter.com/yamada_ot_labo

Facebookページ
フォロワーさんは2100名くらいです!
https://www.facebook.com/yamada.reha.labo

やまだリハビリテーション研究所のLINE@を開設しました
友だち追加
ID検索の場合は
@yamada-ot.com
(@を含めて検索してね)

【↓↓週末にゆっくり読んでみてください↓↓】
2019年版 病院リハと地域リハをつなぐ・変える

コメント

タイトルとURLをコピーしました