病気や何らかの障害があるから病院に入院してリハビリテーションをすることになる。元気だった時にはリハビリのことを知らない人がほとんどだ。だからリハビリテーションについて詳しい一般の方はほとんどいない。
作業療法士として誤解してほしくないから書いておきます。
これをお読みの当事者の方の希望を奪うわけではありませんが、リハビリテーションは魔法ではありません。病気の種類にもよりますが、元通りにならないこともあります。
※※ここから先は私の個人的な見解です。何らかの病気や疾患の方、お読みの方の病状に合わせて書いておりませんので、ご自分のリハビリテーションの可能性や回復については、必ず主治医やリハビリ担当の方にご相談ください※※
回復期リハビリテーション病棟
何らかのリハビリテーションが必要になった場合多くの方が入院するのが、回復期リハビリテーション病棟という病棟を持つ病院です。
回復期リハビリテーション病棟は病気の種類によって入院することのできる期間が決まっています。
本人さんやご家族さんがどれだけ希望されても、いくらでも入院することができるということはありません。
だから、限られた入院期間でリハビリテーションを受けることになりますし、入院している間に退院のことも考えなくてはなりません。
入院期間
入院期間は限られています。
いつまでも入院できる病院はありません。
病気の種類にもよりますが、脳出血や脳梗塞、脳卒中、進行性の病気であるパーキンソン病やアルツハイマー病などで後遺症が残るような病気であっても入院期間は決まっています。ご本人さんやご家族さんの多くは、「元通りになるまで入院したい」と強い希望をお持ちの方もいらっしゃるのですが、そんな場合であっても入院期間は限定されたものになります。
それは診療報酬に関する制度によってきめられているのです。
病院側もどうしようもないのです。
確認すべきこと
リハビリテーションが必要な病院に入院した場合、多くの病院では
リハビリテーション実施計画書
という書類をリハビリ担当スタッフで作成し、本人さん家族さんに対して、これからのリハビリテーションについての説明がなされます。
そこには、現在の身心の状況や入院期間の目安や入院時に達成できそうな目標、病気の予後(後遺症が残るかどうか)といったことについて記載されています。
入院直後で不安なことも宅さあるとは思うのですが、そこに記載されていることはしっかりと確認しましょう。
府目なことがあればしっかりと担当の医師、もしくはリハビリテーションを担当する理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などに確認するようにしましょう。
とくに、退院時にどのような心身の状況になりそうなのかってことは確認するようにしましょう。
入院期間は限られていますので、退院時の身心の状態によっては退院時の準備が必要になる場合があるからです。
入院したばかりなのに、退院のことを考えるなんてなかなかできません。だけど、入院期間は限られていますので、入院中にいろんな手続きなどもしなけらばなりません。
高齢の方の場合であれば退院後には介護保険のサービスを使うことになる場合が多いので、介護保険の申請手続きも実施する必要があります。
⇒高齢の家族が入院したら介護保険の手続きを!
退院時に自宅に戻る場合、介護保険でベッドを用意したりすることが必要になる場合が多いので入院中から準備が必要です。
手すりを設置することが必要な場合もあります。
入院期間は限られてる
病院での入院期間は限られています。
だからこそ、入院中に不安なことはしっかりと確認するようにしましょう。
- 退院後の生活のこと
- 自宅に戻ることが可能かどうか
- 退院後のリハビリテーションのこと
- 退院時の身心の状態のこと
少しでも不安があれば担当医や担当のリハビリスタッフに確認することをお勧めします
一般の方向けのリハビリコラム
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