祖父母や高齢の父や母が入院したら、状態の有無に関係なくとりあえず介護保険の申請手続きをしたほうが良いように思います。訪問リハビリの現場で働いていますが、介護保険の申請をしていないからせっかく病院を退院しても介護保険のサービスを使うことができない方に時々で会います。そんなことを書いてみた。
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65歳以上なら介護保険の申請ができる
健康保険と違って、介護保険は申請しないと使うことができません。高齢で介護が必要な状態であっても、申請して手続きをしないと介護保険のサービスを使うことはできないのです。
介護保険の利用には申請が必要!
まずこれを覚えておいてほしい。
厚生労働省のサイトによると介護保険申請の手続きはこのようになります。
そうして、介護保険で利用できるサービスは次のようなものがあります。
・介護保険で利用できるサービス(大阪市のサイト)
どんな時に申請すべきか?
骨折や脳梗塞などで入院した時、自宅での介護がだんだんと大変になってきたとき、いま介護は必要ないかもしれないけど、もうちょっとしたら必要になるかもしれない等など介護が必要そうな感じになったら申請したほうが良いと思います。
とくに、何かの怪我や病気で入院した場合は大きなけがや病気ではなくても入院によって体力や筋力が低下して病気は治ったけど、元の生活ができないっていう高齢者はたくさんおられます。
入院期間が2週間くらいでも、高齢者の場合は体力が低下しやすく退院後に元通りの生活に戻るのに時間のかかる方もおられます。
1カ月以上の入院が続く
入院期間が長くなればなるほど、元の生活に戻るのが難しくなる方は多くなります。
入院時点で、入院期間が長くなることが予測されるような場合などは介護保険の申請の手続きを進めるほうが良いと思います。
申請してから結果が出るまでの期間が最大で約1カ月となるのです。だから、退院間際に申請すると、退院の時点で介護保険のサービスを使えなくなる可能性があります。
1カ月以上の入院になりそうだとわかったらその時点で申請しても良いかもしれません。
地域包括支援センターに相談する
介護保険の利用には、申請以外にもケアマネジャーさんを見つけるなどほかにもやらなければならないことがあります。
だから、よくわからないって場合は近隣の地域包括支援センターに相談してみましょう。
地域包括支援センターは、介護保険の相談などに乗ってくれるところです。
スマホやパソコンで
「地域包括支援センター ○○(お住まいの自治体の名前)」
で検索すると最寄りの地域包括支援センターを見つけることができます。
お近くの地域包括センターに行ってみましょう。
面倒だけど必要なこと
介護保険は健康保険と違い、利用するまでに行わないといけない手続きがあるんです。
面倒です。
だけど、その手続きをしないと利用することはできません。
面倒なんだけど必要なんです。わからないことは、地域包括支援センターで相談してみましょう。
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