「なんでも治る」っていうリハビリテーション専門職がいるならそれは詐欺だと思う。最近は、自分の腕一本で「治療院」みたいなものを立ち上げて誇大広告的な宣伝してるものも見かけたりする。そういった仕事の在り方を否定はしませんが、「治します」みたいな宣伝はリハビリテーションに対して誤った認識を与えるのでやめてほしいなと思います。
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治らない
そもそも理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の関わりは100%体の状態を元に戻すというものではない。
世の中には後遺症の残る病気というものがあります。
病院で実践されたり、介護保険で実践されているリハビリテーションといえども、後遺症をなくしてしまえるようなものではないのです。
患者さんの「治りたい」「元に戻りたい」という意欲を否定するわけではありません。
だけど、世の中には後遺症の残る病気があるということを知ってほしいのです。
元に戻らないからこそ、今の体の状態であっても何をすべきなのかってことを考えてほしいのです。
なにか「やってみたいこと」があるのに
「体が元に戻ってからやってみよう!」
みたいに考えていると、体が元に戻らなかったら「やってみたいこと」にいつまでたってもチャレンジできないことになります。
「やってみたいこと」があるなら、たとえば
- 旅行に行きたい
- 孫に会いたい
- ゴルフやテニスを再開してみたい
- 新しいことをやってみたい
そんな思いがあるなら、「元に戻ってから」という考え方ではなくて、今の体の状態であってもやってみることを考えてみてほしいなと思っています。
元に戻らないからこそリハビリテーション
以前にもコラムに書きました。
⇒元に戻らないからこそリハビリテーションなんだ!
後遺症が残ってしまった、後遺症が残る、だからリハビリテーションは無駄ということではありません。
後遺症や動きづらい体の状態であっても、「やりたいこと」を実現するためにはどんな方法があるのかってことを考えて練習することもリハビリテーションなのです。
リハビリテーションは
元の体の状態に戻るようにサポートしますが、戻らない場合であってもサポートをするのもリハビリテーションなんですよ。
やりたいことをリクエストする
何かやってみたいことがある人は、リハビリを担当しているスタッフにぜひともリクエストしてみてください。
具体的にやってみたいことがあるなら、それをどのように実現するのかってことを一緒に考えるのもリハビリテーションです。
実現してみたい、やってみたいことがあるならぜひリクエストしてみてください!
元に戻ることを否定しませんが、やりたいことがあるなら「今すぐ」チャレンジすることも必要です!
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2019年版 病院リハと地域リハをつなぐ・変える
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