高級車ハリアーに乗って訪問に回っているという訳ではありません。担当している子供のご家族が載っている車がTOYOTAのハリアーなんですが、担当の子供さんがそのハリアーに乗り込めないっていうのでその課題に取り組んでいることを書いてみた。
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こんな感じの利用者さん
以前にも記事にしているのですが、保健師さん経由で訪問開始となったケース。
現在は保育園に通いながら通園施設や訪問を利用されています。4歳の現在ようやく歩けるようになり、小走りも何とか可能なのですが、基本的には右片麻痺っぽい症状です。左側は上手に使えますが、右側は少し運動性が低い状態だけど、随意性はまずまず。
日中は祖父母が面倒見ることが多いので、保育園への送迎も祖父母が行っています。で昨年後半から利用する車がハリアーに変わってしまって、乗降の際には祖父母が抱えてのせているのですが、祖父の腰痛が悪化しつつあるので何とか一人で乗り込めないかと練習するようになりました。
乗り込むためのリハビリ
自宅内にピアノがあり、ピアノの椅子に1人でよじ登ることができる事を目標に設定しました。
ピアノの椅子くらいの高さによじ登ることができれば、何とかハリアーにも乗り込めるのではないかと考えたのです。
昨秋くらいから取り組み始めて、何とかよじ登ることができるようになってきました。
で、4月半ばから暖かくなってきたので、自宅前の駐車場で高級車ハリアー乗り込む実地での練習を始めたのです。
課題と現実は異なる
ピアノ椅子には、上手によじ登れるようになってたんですよ。
両手を椅子について、左ひざを椅子の上にのせてそこから四つ這いになるような姿勢で椅子の上までよじ登れていたんですよね。
実際にハリアーで試してみると、後方の座席から乗るんですが・・・
膝をつくようなスペースがないんですよね。車の金属のフレームがちょうど膝の着く位置にあって痛くて膝をつけない。
だからといって、足底をつけようとするには地上高が高すぎて足底つけると踏ん張れない。50センチ以上の高さに足をのせるなんて難しい。
左ひざをつけて踏ん張ると何とか登れるんだけど、乗り込むのは右後方のドア。そうすると正面に椅子があって、膝をつけるとしてもスペースがあるのは、右ひざの方になる。それではうまくよじ登れない。だけど、駐車スペースの都合上左後方のドアからは乗りにくい。
ステップを使う
まだ試せてないのですが、20センチ程度のステップを使って乗ることを検討しています。
お父さんに何とか高さのある台を自宅で探してもらうように伝えました。
いろいろ想定して寒い期間に練習を開始して、暖かくなってきたからハリアー使って練習を開始したのですが、けっきょくステップを使うならピアノ椅子を使う練習をする必要はなかったわけです。
ピアノ椅子を使ったことでバランスの向上や筋力はアップしたので、無駄になっているわけではありません。
だけど、事前にもっと実際の状況の評価をすべきでした。
実際の場面での評価
もっとしっかりとハリアーへの乗り込みの仕方の事前評価をしっかりとしておく必要がありました。反省しております。
- 地上高の測定
- 乗り込みスペースの広さ
- 乗り込む入口の方向
しっかりと吟味していませんでした。だから、想定して行った練習と実地で行った時の差が大きすぎたんですね。反省しております。
ここから計画の立て直しです。
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