リハビリテーションマネジメント加算2の算定要件の一つのリハビリテーション会議のことについて書いているシリーズの第2弾。今回は、他職種とリハ職の違いについてちょっと書いてみた。こんな視点で考えることも必要ですよってことです。これをわかっていないと勘違いセラピストになってしまうかもね。
第1弾の記事はこちら
【リハビリテーション会議】1、他職種のことを理解するってこと
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リハビリスタッフのスケジュール
介護保険で、リハビリテーション会議を開催するのは通所リハビリ事業所と訪問リハビリ事業所の2つ。
そこに勤務している理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の方のスケジュールってけっこうびっちり埋まっている人が多いのではないかな?
訪問リハビリテーション事業所のスタッフの場合だと、午前中3件、午後3~4件くらいの訪問で朝スタートしたら夕方まで事務所に戻らないってセラピストもいるのではないでしょうか?
通所リハビリ事業所も送迎手伝ったり、算定に必要な書類を書いたり、行事の準備したり老健併設型なら入所業務があったり、などなど業務は山盛り。
そうして、リハマネ加算2の算定要件の一つである居宅訪問を加えると、スケジュールはびっちりになってくる。
だから、リハビリテーション会議を開催する時間が取れないと嘆いている理学療法士や作業療法士の声を時々聞いています。
他職種の勤務スケジュールのこと
私は複数の事業所で非常勤掛け持ち勤務しています。
そこで出会う他職種の人のスケジュールのことを少し書いてみる。
訪問看護師さんは投薬や点滴、褥創の処置などをする、訪問ヘルパーさんは食事の用意をしたり洗濯したり、通所の送り出しをしたりと多彩な業務がある。
こういった他職種の業務形態とリハビリスタッフの業務が大きく違う点に気づいているセラピストはいるだろうか?
訪問看護師さんや訪問ヘルパーさんは、職員の体調不良など急な休みに備えて、業務を振り替えることのできる体制を整えている事業所が多い。
ふだんから、少し訪問スケジュールに空き枠があったり、管理業務を行っている方が休んだ職員の代わりに訪問したり、同じ利用者さんを複数のスタッフで担当していつでもシフト変更に対応できるような体制になっている事業所が多い。
そうしないと、利用者さんの生活が困るからだ。看護師さんが風邪ひきで休んだから点滴を中止して翌日に振り替えるなんてことはできない。
それに比べると、リハビリスタッフの仕事ってどうだろう。
私の場合、体調不良で休んだら、その日の訪問リハビリは利用者さんに連絡してキャンセル・お休みにしてもらうってこともある。
こんな風に書くと語弊があるが、状態が安定している利用者さんが多いのがリハビリ。スタッフが体調不良で休んでも何とかなってしまうってケースが多い。だから、看護師さんやヘルパーさんに比べると、職員の休みに備えてスタッフの余力を残している状態の事業所は少ないと思う。
周りからリハ職を見ると
そんな勤務スケジュールの違いがあるのは仕方がないことなのかもしれない。
だけど、他事業所のスタッフからみると
- リハビリスタッフはサービス担当者会議に来ない
- 電話連絡してもいつも不在
- 退院前カンファレンスにはリハ来ない
って思われてることが結構多いんですよね。勤務している訪問看護ステーションの管理者さんである看護師さんから指摘されたことがあるので、知りました。
ホントリハビリの人って連絡とりにくい!
って言われる。
スケジュールがびっちり埋まっているのは事業所の方針であって、それぞれの理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が自分で調整することが難しいっていうような状況は理解できます。
しかし、ちょっと視点を変えてみるとこんな風に思っている他事業所のスタッフもいるんだってことをきちんと理解しておく必要があると思います。
リハ会議の主催は算定する事業所
そんな中で開催するリハ会議、主催するのはリハマネ加算2の算定をする事業所。
ってことは、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が在籍している事業所が開催するってことなんですよね。
そう、普段なかなか顔を合わせることができない他事業所のスタッフにリハビリスタッフが顔を合わせる絶好の機会なんですよ。普段顔を合わせることができない分、しっかりとここで理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の存在をアピールするチャンス。
普段会えなかったり連絡が取れなかったりすることを挽回するチャンス。
メルアド交換したり携帯電話番号教えあったりして、少しだけ他職種と距離を縮めるチャンスをしっかりと活かしてください。
書類作ったりすることは負担かもしれませんが、他事業所との連携を深めるという点では絶好の機会がリハビリテーション会議なんですよ。
note
2020年版
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2019年版
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https://note.com/yamada_ot/m/ma3fc5020f609
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