だらだらリハビリの責任はケアマネにもあるってこと、適正なサービスなあり方を考える

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こんな記事を書くと、ケアマネジャーさんを敵に回すことになるかな。でもまあ、フリーランスで働いているから何とかなるか。だからまあ思うことを正直に書いてみよう。「とりあえずリハビリつづけてくださいよ、本人も気に入ってますから」なんて言われて喜んでいる場合じゃあないってことを書いてみた。


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だらだらリハビリのこと

かつてそのように指摘されたことがあった。

長期間にわたって効果が明らかではないリハビリテーション医療が行われている場合がある

っていう風にね。

いわゆる『だらだらリハビリ』が指摘されたってことだ。

この言葉、あまりにもショッキングすぎて今でも覚えている。平成15年か16年のことだ。

あれから10年以上が経過した

今ではどうなっているのかな?

みんなきちんとやっていますか?

ダラダラしていますか?

卒業の提案

正直に言うとそろそろ訪問リハビリテーションを卒業してほしい利用者さんがいる。

通所介護の回数を増やして、訪問リハビリを卒業。それを狙って、本人にも家族にも納得してもらって通所介護を増やした。

だけど、ケアマネジャーさんから

本人も気に入ってるし、単位数も大丈夫だからこのまま訪問継続してください

それで訪問リハビリの卒業はなくなりました。

サービスの適正化は誰が判断する

税金がどうとか、介護負担がどうとか、介護にはお金がかかるとか、2025年問題とか、その先の2035年に向けていろんな議論がなされている。

一番大事なことは

サービスの適正化

だと思う。

過剰なサービスでもなく、サービス不足でもなく、必要な人に対して必要なサービスを提供すること。

不要なサービスは終了すること。

そんなことが必要だ。

サービスには必要な期間っていうものがある。

ずっとは必要ないけど、一定期間は必要なサービス。リハビリテーションっていうのはまさに期間限定で提供することが望ましいサービスの1つだ。

悪者になりたくない

みんな、自分はいい人でいたいんだよ。

悪者にはなりたくない。

だから、心の中では

もうそろそろ終わってもいいな

って思っていても、誰も言い出さない。

リハビリそろそろ終わりましょう!

それを言ってしまうと悪者になってしまうから。

セラピストも悪者になってしまう。事業所の収入が減っても困るし、続けて訪問することの直接的なデメリットはない。

ケアマネジャーさんも、リハビリ終了したらその後毎月の訪問の時に愚痴言われたり、嫌味を言われる。それなら単位数も足りてるからこのままにしとこうってなる。

そう、どこにも悪影響ないし、悪者になりたくない。

こうして、ダラダラ続いてしまうんだろうな。

ケアマネジャーさんも気づいてるハズ

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士だけじゃあなくて、ケアマネジャーさんもきっと気づいているはずだ。

このままじゃあいけない

ってことに。

でも、ダラダラリハビリテーションを実施していることそのものが社会問題化するときに標的になるのは、リハビリテーション専門職であり、そのサービスを提供している事業所であって、ケアマネジャーさんではない。

だからとりあえずこのままになっている。

はっきりいう

とりあえずこのままサービス続けてくださいって、俺の提供している訪問業務は「とりあえず」ってレベルじゃあないんだよ。
自信を持ってしっかり提供している。 

「とりあえず」って言うな

世の中の地域で働いているセラピストのどれくらいが、こんな風に考えているのかな?

僕は思っているよ。

だから書いてみた。
  
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