地域ケア会議の参画している自治体で、今年度から事例検討が始まった。
担当者が出席しての事例検討。ケアプランで多く出てくるのが、筋力低下とかバランス不安定という言葉だ。
いったい、利用者さんはどんな状態なのか?
具体的にしよう
何も専門的な評価をしてほしいってわけではありません。
例えば下肢の筋力低下という表現は、高齢者であれば筋力低下しているものなので、その状態が問題なのかどうかということが問われます。
だから具体的にどの程度筋力低下しているのかを記載している方が、定期的にチェックした時に比較することができる。
椅子からの立ち上がりを例にとると、
- 片足で立ち上がることができる
- 何もつかまらずに両足で椅子から立ち上がる
- テーブルに手をついて椅子から立ち上がる
- 立ち上がりに介助が必要
というような指標で下肢の筋力の状態を表すことができると思う。
また、歩行バランスとか歩行能力が良くないという場合でも、通所事業所なら体力測定などでタイムアップアンドゴーで評価することがある。
ケアマネさんなら在宅訪問した時に、自宅の廊下を往復してもらってタイムを計ればいい。常に同じ距離を歩いてもらえばその歩行時間でバランスや歩行能力を維持できているかどうかの指標になる。
指標を考える
下肢の筋力でも
- 片足立ちできる
- つま先立ちできる
という具体的な動作を行ってもらうことが指標になることもある。
専門的な評価でなくてもいい訳です。
半年後に同じことができるかどうか、上手になっているのか、レベル低下しているのか、ということの判断が行いやすくなる。
ロコモチャレンジというサイトでは、こんな評価の方法を載せている
⇒https://locomo-joa.jp/check/
フレイルのチェックでも、指でわっかを作りふくらはぎの太さをチェックするような方法もある。
筋力が低下しているという表現よりもはるかに、具体的に状況を示すことができる。
具体的だと比較することができる。
そんなことを地域ケア会議で伝えさせていただきました。
あいまいな評価では、経過を比較することができないのです。
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