病院セラピストよ!これが現実だよ!「病院と同じリハビリをしてください」 問題について(1)っていう退院後のリハビリテーションについて書いた記事が、ものすごくシェアされた。そのことについて思うことを書いてみる。やっぱりこのままじゃあダメなんだってこと。
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うちの病院ははちゃんとしてますよ
病院セラピストよ!これが現実だよ!「病院と同じリハビリをしてください」 問題について(1)
この記事がものすごくシェアされた。TwitterとかFacebook経由でかなりのリハビリテーション専門職が読んだようだ。
僕に直接関係のない、知らない方のFacebookでも表示されていて、すべてのことを僕が把握できないくらいシェアされている。僕とFacebookとかTwitterで友達関係にある方のコメントは読むことができるんだけど、そうでない方のコメントはちょっと工夫しないと読めない。
そんな、僕とは全く関係のない方のコメントでけっこう書いてあったのは
退院に向けてのオリエンテーションとか対応については、うちの病院はきちんとしてる、なんでもかんでもひとくくりにしないでほしい。こんなコラムを書かれるとすべてのリハ関係者がそんな風だと誤解されてしまう
みたいなことが所々に書かれている。
ブログはもともと公開しているし、Facebookページ使って宣伝しているので、自分の書いた記事が批判されること自体は何とも思わない。オープンにしていることの宿命だ。
だけど、
自分ところはきちんとしているから大丈夫!
っていってるからリハビリテーション業界はダメなんだよ!
じゃあ、あなたの病院でやっているその退院に向けた効果的な取り組みっていうのは、あなたの病院以外にも普及している?
市町村単位ではなくて、都道府県レベルでそう言ったことを推奨してる?
積極的に外部に対して取り組みを公開して、効果的な退院支援を広めようとしている?
自分だけが良ければいい時代じゃあない!
リハビリテーション専門職として個人的なことだけを考えて行動していていい時代じゃなくなってきています。
所属している病院や事業所だけのことを考えてリハビリテーションを実践できていた時代はもう終わっている。
多職種連携や多事業所連携が必須の時代になってきている。
そんな時代に
自分の病院はきちんとやっているから大丈夫!
なんていってるから、多事業所連携は進まないんですよ。
- 病ー介連携
- 病ー診連携
- 介ー介連携
- 地域連携
- 多事業所連携
世の中連携の推進だらけだ。
だけど、連携がホントに効果的に円滑に進んでいるのは業界レベルで見ればほんの一部だ。
ホントに連携がスムースに効果的に世の中に蔓延していれば、いろんな業界の全国のあちこちで連携に関する研修会がこんなにも開催されているはずはないからだ。
大きな声で言わせてもらえると
リハビリテーション専門職の多くの人が思っているほど、リハ職は他職種との連携が上手ではないんですよ。他職種から見ればやりにくい相手だなって思われていることの方が多いと思いますよ。
もっともっと広く効果的に!
連携がスムースに行えている、退院後のフォローが院内できちんとできているなら、その仕組みや工夫を積極的に外部に公開して、その地域でも同様の取り組みが推進できるように働きかけるべきだ。
そんなことは協会がするべきこと
みたいに考えているなら間違い。
他人任せにするんじゃなくて、良い取り組みなら自分達で積極的にその地域のリハビリテーションの状況が改善していくように取り組んでいくほうがいい。
積極的にいろんな人が動かなければ、地域の状況は変わらない。
あなたが動くから地域が変わるんです。良い取り組みを積極的に公開するから他のところも取り組んでみようと考えてもらえるんです。
そうして動くから地域が変わっていくんです。
「自分の病院は大丈夫」なんて言ってる時代じゃあないんですよ!
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