【リハマネ加算】半年以上が経過「踏ん張りどころ」なんですよ

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先日のブログにコメントをいただいた。文面からはこのブログを愛読していただいている方のようでした。そのコメントの中身に惹かれる言葉があったので書いてみた。コメントいただいた言語聴覚士さんのために書いてみました。


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今回の経緯

先日投稿した

【熟考】コーディネーターになる決断!それが地域リハには必要になる

は結構シェアしてもらったし、「いいね」もしてもらいました。月に1回か2回くらいヒットする記事があるのですが、11月で一番ヒットした記事です。

その記事の下の方にコメント欄があって、そこにコメントいただいたんですよね。老健勤務の言語聴覚士さんのようです。

一部を抜粋するとこんな感じのコメントでした

気が付いたら、一日中電話対応していたという状況に、少し前のやる気に満ち溢れた気持ちが
揺らいでいくような気がしています。
でも、繰り返しになりますが、ここが踏ん張りどころですよね?

そうなんです、ここが踏ん張りどころだと思っています。

そう、とにかく取り組み始めて、少し効果が実感できるようになってきたけど、その効果を上回るくらいの忙しさや事務処理をこなさなければならない、リハビリテーションマネジメント加算。

だけど、このコメントくれたSTさんが書いてくれているように、介護保険の改定から半年を経過して算定している事業所とかかわっているケアマネジャーさんの中にはこの加算の意味を理解してくれている、実感してくれている人も出てきているようです。

そう、まさにここが踏ん張りどころ。

報酬改定はいつもある

今の若いセラピストには信じられないかもしれないけど、僕が作業療法士になった時には

回復期リハ病棟
疾患別リハビリ

なんてなかった。あったのは

簡単
複雑

っていう算定項目でした。

もちろん介護保険すらなかった。

25年作業療法士として働いています。診療報酬の改定は2年毎だし、介護報酬の改定は3年と制度見直しが5年ごとにある。

そう、リハビリテーションの業界において不変な制度なんて何もないのです。

今ある報酬もこれからどうなるかわからない、今ある加算が次回の改定でなくなってしまうかもしれない。

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の資格でどれくらいの報酬がつくのかなんて誰にも予想できない。

だけど、リハビリテーションが世の中に必要とされることは変わらない。でも、そのリハビリテーションでさえ、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の専売特許ってわけではないのです。

だから踏ん張って適応する

制度は変わるものなのです。

だからそのたびに大変だけど適応するしかないのです。踏ん張って踏んばって、試行錯誤しながら、先輩を頼ったり、後輩に檄を飛ばしながら何とか乗り切るしかないのです。

文句を言ってもどうにもならない。

人とのつながりのある仕事

今回の介護報酬改定で登場した、リハビリテーションマネジメント加算や生活行為向上リハビリテーション実施加算の算定のハードルは確かに高い。

さらに、この加算がずっとあるかどうかさえ分からない。だから算定に消極的な施設は多い。

だけど、この加算で多職種や多事業所でのつながりができると地域での仕事はかなりスムースに展開できる。それは将来的にこの加算が廃止されてもつながったままになる。

報酬の改定はあるかもしれないけど、人と人とのつながりまでは改定されないのです。

コメントをいただいたSTさんの老健ではそのつながりが少しずつできているようです。それはそのままその老健が地域で求められている施設になってきていることだと思うんです。

だから、今は大変でもふんばりどころなんですよ。

がんばれーーーーー!!

こんなお話を勉強会とか研修会で聞いてみたい方はいつでもご連絡ください。
⇒⇒講演依頼のこと

コメント

  1. 森 桃子 より:

    先日は励まして頂きありがとうございました。
    山田さんの応援を励みに、先週末無事にケアマネさん達への勉強会を終了することが出来ました。
    リハマネ2や生活行為向上リハは要件も厳しく、算定していくのはなかなか大変ではありますが、
    やればやるほど、どっぷりとはまってしまうくらいの面白さがあります。
    そして何より、地域のケアマネさん達と顔の見える関係になれたことが本当に良かったと思っています。
    勉強会に来てくれた地域包括のケアマネさんに言われたことが忘れられません。

    「リハビリの方って、箱の中から出てきてくれませんものね。」・・・。

    地域包括センターで行う地域住民への健康体操(介護予防事業など)をこれまでは、地域包括の保健師さんが
    担当されていたとのことで、「お手伝いします」と伝えたら、とても喜んでくれ、早速センター内で
    私達リハスタッフのことを紹介してくれたようです。

    そして、その地域包括を始め、ケアマネさんからのデイケア新規利用依頼が今までとは想像出来ない位
    舞い込むようになっています。

    ちょっと大変ではありますが、どんなケースでもリハマネ2該当者という、当施設リハスタッフの信念の下、
    入院先にも、自宅にも、デイサービス先にも、どんどん顔を出し、おせっかいセラピストとなって
    地域に存在感を示していきます。

    最後になりましたが、私の施設は関東の片田舎にあるちっぽけな単体施設です。
    山田さんが活躍されている関西とは離れていますが、大きな壁にぶつかった際には、研修会の依頼を
    させて頂きたいと思っております。

    これかれも、山田さんのコラムに励まして頂きながら頑張っていきます。

    長々と失礼しました。

    • 森さんへ

      嬉しいコメントありがとうございます。

      リハマネ加算2の効果が出てきたってことですよね。単体で運営されている施設ってことは母体施設からの利用者の紹介が期待できないってことですよね。そうなると、リハマネ加算2をしっかりと算定して、地域のケアマネさんとか他事業所さんと連携することが、これからの施設の生き残りの方法だと思っています。

      研修会の依頼いつでもしてください。近隣の多事業所や地域包括のスタッフも巻き込んで楽しい研修会にしましょう!

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