若いセラピストは誤解してるだろうな。だから日本作業療法士協会が力を入れている生活行為向上マネジメントのことなどについて書いてみる。こういったことに関わっている人からは批判を浴びるかもしれないが思い切って書いてみる。
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生活行為向上マネジメントについての私の立ち位置
私は生活行為向上マネジメントを否定しません。
生活行為向上マネジメントに日本作業療法士協会が力を入れてくれた結果、2015年度の介護報酬改定においてリハビリテーションマネジメント加算2や生活行為向上リハビリテーション実施加算を勝ち取れたと思っています。
生活行為向上マネジメントをしっかりと使いこなせれば、地域リハビリテーションにおいては大きな武器になると思います。
だけど、
私自身は生活行為向上マネジメントの研修会を本格的に受講したことはありません。
運営スタッフとして企画に携わったことはあります。全国的にあちこちこの研修会で講師をしている同期の作業療法士とも情報交換したことがあります。
僕のポジションというか立ち位置というか見解はこんな感じ。
そのうえであえて書いてみる。
生活行為向上リハビリテーション実施加算の研修会に参加しているセラピストにも読んでほしい。
ホントはできて当たり前なんだよ
患者さんの生活を考えて、周囲をマネジメントして、いろんなアプローチを検討して生活を改善することなんて作業療法士にとって当たり前のことなんですよ。
生活行為向上マネジメントなんて知らなくても、生活行為を向上させることは作業療法士ならできて当たり前のこと
っていう風に考えています。
理学療法士ならどうか知らないけどさ、作業療法士なら当たり前でしょう!
だけどそれが十分にできていなかったり、活動と参加が軽視されていたり、ルーチンワークみたいに具体的なプロセスを提示しないとできない若いセラピストがいてたり、若いセラピストに活動と参加の重要性を伝えることができるベテラン作業療法士がいない
だから、生活行為向上マネジメントっていうのが出来上がったんだと思うんですよね。
そう、ちょっときつい表現になるけど、生活行為向上マネジメントをありがたがって受講しているっていうのは、ある意味作業療法士として落ちこぼれなんじゃあないのかなって気がするんですよ。
プロセスの確認であったり、若手に対してどのあたりまでを指導すべきかとか、最低ラインを知るために生活行為向上マネジメントの研修会を受講するっていうなら理解できる。
でも生活行為向上に対してアプローチする手段や方法がわからないから受講するっていうなら、作業療法士としては大丈夫なのかって考えるのは俺だけか?
ちょっと俺のブラックな面が出ているか?
そうして活動と参加だけにアプローチする
以前に書いた記事にこんなのがある
⇒⇒なんかおかしい、間違ってるやつがおる。激しく誤解している人もおる。
ここにも書いたけど、生活行為向上マネジメントの本質を分かっていなかったら、極端なアプローチに走ってしまうセラピストもいるだろうなってことだ。
心身機能だけでもダメ、活動と参加だけでもダメなんだよ。
分かりやすい言葉で表現すると
生活をしっかりと支援する、そうしてその人がやりたいことあるならどんな方法でもいいやん!実現させてみよ!
っていうことが大事なんですよね。
「心身機能の改善はこれ以上見込めないから、あとはヘルパーさんに手伝ってもらいましょう!」
これが間違いとは言わないけど、他にやれることを考えたのかってことだ。
それならヘルパーさんにアドバイスしているのか?ヘルパーさんの介入方法について検討したのか?
ケアマネにそのことを伝えたのか?
そう言ったことも作業療法士の仕事だ。
なんだかねえ、
「活動と参加」がクローズアップされるのはいいことなんだけど、勘違いしている作業療法士がいるっていうのを目の当たりにしたので、吼えてみました。
不快に思う人もいるだろうけど、これが偽りのない僕の本音なんだから仕方がない。
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