指示命令系統を確認する 新人その5「新人がすべきこと2」

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新人の看護師や理学療法士、作業療法士や言語聴覚士は指示命令系統をしっかりと理解していない事が多い。各部署の人間関係や、上下関係をしっかり把握しないと、多職種が混在している医療業界ではうまくやっていけませんよ。

あなたのポジションと上司のツリーをはっきりさせよう

所属長が必ずしも同職種とは限りません。

スタッフルームや控え室が同じでなくても、上司である場合があります。あなたは気づいていなくても、同じ場所にいなくても上司はあなたのことを見ていますよ。 できることなら、所属長とさらにその上の役職者は誰なのかをきちんと把握しましょう。

この記事でも書いていますが、あなたの直属の上司がだれであるのかということをきちんと理解しましょう。

あなたの抱えている困りごとや相談事などは、まず直属の上司に報告や相談をしなければなりません。ついうっかり、同職種であっても直属ではない上司に相談や報告したりしていると、大変なことになりますよ。

筋をきちんと通せばトラブルは回避できる

医療業界で避けて通れないのは「チーム医療」です。どのような職種であれ自分ひとりだけで業務が完結することはありません。外から見ただけではわかりませんが、チームとして動いているのが医療業界です。

そしてはやはり外から見ただけではわかりませんが職種間でのトラブルも多いのです。

「チーム医療」とはいえ「もめごと」はつきものなんです。 じゃあ「もめたときにどうするか」が重要です。

あなたがもめごとの当事者である場合、あなたでは解決できないでしょう。そこで、上司の出番となります。

当事者ではなく管理職同士の話し合いでトラブルを最小限で治めてもらいましょう。当事者同士では回避できなくても、管理職者の権限で解決できることはあなたよりも多いのです。

とくに、他職種とのトラブルは「いくらあなたが正しくても」おおごとにしないほうがいいのです。

「チーム医療」で業界は成り立っていますから、1対1のトラブルが「部署 対 部署」のトラブルになる可能性があります。なるべくならこうなることは避けましょう。

「部署 対 部署」のトラブルになれば少数派の理学療法士や作業療法士、言語聴覚士は大変不利となります。あなたの些細なトラブルがあなたの部署をとんでもない事態に巻き込んでしまうことを避けましょう。

筋の通らない提案はつぶされる

仕事をしていると

  • 「こうしたほうが効率がいい」
  • 「このやり方ではうまくいかない」

といったことを感じるようになるでしょう。いわゆる「業務改善」活動ですね。仕事に燃えている人ほど「あんなことをしてみたい」「これはこうしたほうがいい」という思いが募ってくると思います。

でも、新しい病院ならまだしも、普通の病院では若いスタッフが気づくような改善案くらい過去に誰かが提案しているはずです。

その改善案に基づくような策がとられていないとすればそれは、改善案よりも現行のほうが優れているからだと思います。そういったリサーチもせず、「自分の提案を誰も聞き入れてくれない」と思い込むのは大きな間違いです。
リサーチしてプランを十分に練りこんで、きちんと直属の上司を通して提案するのが「筋の通った」提案になります。

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