2024年に向けた「回復期リハ病棟と地域包括ケア病棟のあり方」のこと

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※2023年3月18日追記
「2024年同時改定に向けたリハビリテーション」については、こちらにもコラムや動画を掲載しています。
連載コラム「2024年同時改定に向けたリハビリテーションの在り方」

==ここから本文==
2022年の元旦コラムで書いた、2024年同時改定に向けたキーワードがいくつかある。
2022年スタート 2024年同時改定まであと2年! 今年も「書く」「話す」「伝える」を実践します

その一つ一つについて順番に書いてみる。一つ目がこれ。

  • 回復期リハ病棟と地域包括ケア病棟のあり方

このコラムはシリーズコラムです。以下のコラム補合わせてお読みいただくと理解が進みます。


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病院リハの在り方は変わっていく

回復期リハ病棟も地域包括ケア病棟も2年のごとの診療報酬改定のたびに病棟の基準が変更されたり、ADLのスコアや実績指数の考え方などが変わったりしてきた。

そんなことから考えると、今後も変わっていくだろうし、将来的には回復期リハ病棟と地域包括ケア病棟が一緒になる可能性も否定できない。2030年の同時改定くらいかな。

ここで言う、回復期リハ病棟と地域包括ケア病棟の統合というのは、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士によるリハビリテーションが出来高で算定するのではなくて、包括払いになる可能性のことを指しています。

1単位20分で1日何単位までのサービスを提供できる、というスタイルではなくて、弾力的にリハビリテーションを運営するというスタイルになると思うのです。

病棟の制度が変わらなくても、現行のような出来高制のスタイルは変わっていくと思います。

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リハ目標の明確化と退院後のサービスとの連携の強化

単位数を稼ぐためにリハビリテーションを提供するのではなく、目標を達成するためにリハビリテーションを提供することが求められるようになると予測しています。

介護保険のリハビリテーションにおいては、実際に長期的なサービスの提供に対しては減額が行われます。

回復期リハ病棟におけるリハビリテーションも、明確な目標の設定と目標の達成度合いの設定が重要になってくると考えています。

このことについては、

  • 病院・在宅のリハともに、適切な目標設定と効果判定の実施のこと

についてのコラムでまた詳しく書くことにします。

2000年以降の診療報酬改定の流れを見ていると、出来高制が崩壊していくことは間違いないと思いますよ。その始まりは、地域包括ケア病棟が新設されたことだったと思うんですよね。だから現行の回復期リハ病棟のあり方が後発の地域包括ケア病棟寄りになるような改定になることは十分に予測されること。

だからこそ、病院リハは2024年以降のリハビリテーションにおいて大きな変革を行わなければならない状況になると予測しています。

今日のコラムはここまでです。続編が気になる方は、私のSNSをフォローしてくださいね。

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