病院での症例検討会のこと1 「指導するときのポイントや考え方」(2022.5.16)

月1回近所にある回復期リハ病棟を有する病院の作業療法科の症例検討会にアドバザーとして参加している。

現在は、2022年4月入職の新人OTさん3名、3年目のOTさん3名、4年目以上のOTさんが5名の計11名の構成。

どんな部分を指導しているのかってことを整理したいので書いてみる。

症例検討会のスタイル

毎回1症例の検討を行う。1時間~1時間半くらいの時間をかける。

発表者はレジメを作成し、プロジェクターを使って発表。

可能であれば、ケースの動画も見ながら検討会を行う。

教育・指導の役割として月1回出勤の非常勤契約でこの症例検討会に関わっています。そのような理由から、私が中心となって発表者に質問をしたり、そのケースの代行を担当したことのあるスタッフに意見を聞いたり、しながら検討を進め、私の助言・アドバイスをして検討会が終了するという流れです。

このコラムはシリーズコラムです。そのほかのコラムはこちら
セラピストへの教育シリーズ

私が指導していることや配慮していること

月1回の症例検討会を通して伝えていること、指導しているポイントはいくつかある。

もちろん、その症例に対して具体的にどのような治療を行い、どんな目標を達成するのかということが重要なのであるが、ケースを通した学びっていうのはハウツーを指導するだけじゃないと思うんですよね。

具体的に僕が指導しているポイントはこんな感じ

  • 症例発表そのもののすすめ方や発表のポイント
  • 生活期で働いている作業療法士という私の視点での、退院に向けた目標設定や入院中に実施・検討すべきアプローチのこと
  • ケースの悪いこと探しや悪い部分・できない部分だけへのアプローチにならないこと
  • 発表者だけではなく発表者以外の作業療法士の考えを引き出すこと
  • 動画を見ながら私の作業療法士として考える評価の視点を伝えること
  • 上半期は基本的なことを伝えるようにし、下半期からはより具体的にアプローチや問題点の検討をすること
  • 発表者の経験年数によって指導の方法を考慮すること
  • 動画を見ながら、OTのかかわり方やハンドリング・位置取りなどに対しての指導をその場で行うこと
  • そのケースだけに限局するのではなく、他のケースのことも含めた作業療法としての基本的な視点のこと

ぱっと思いつくだけでこんな感じのことを頭の中で考えながら指導しています。

決して、上から目線で
「なんでそんなことしてんの?」

「それって意味あるの?」

「そんなことしても無駄やで」

みたいな強権的な指導をするのではなく、毎月かかわるからこそできる成長を期待し長期の指導となるように心がけています。

当然ですが、経験年数の長い作業療法士さんの発表の時にはこれまでの指導を前提として、少し厳しめの指導となることもありますが、それでも解決策を示さないとか、今後の方向性を提示せずに終わることはありません。

僕でもうまく対処できないこともあるし、良いアプローチが思いつかないこともあるということを伝えることもあります。

症例検討で悩んでたり、この時期からの心身指導について悩まれている事業所さんもあると思いますので、指導のポイントして列挙した部分の具体的なことはこれから少しずつ書いていきたいと思います。

私は非常勤掛け持ちの作業療法士であり、コンサルタントなどではありません。
しかしこれまでの経験を活かしながら、病院のリハや生活期領域のリハ関連部門に対して、これからのリハビリテーション部門の在り方などに対してアドバイスや助言をすることはできると自負しています。
収益を上げるための助言はできませんが、より良いリハビリテーションを提供するためにはどうすればよいかということを、一緒に考えることはできると思います。

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