回復期リハ病棟でのリハと看護の連携(2019.4月)

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生活期の現場で働くセラピストさんを対象とした研修会にお招きいただいてお話させていただくことが多いのですが、ほんとは最もセラピストの人数が多い回復期リハビリテーション病棟に勤務しているセラピストさんや看護師さんたちに生活期の現場で働く作業療法士の視点を話したいなといつも考えています。

noteサイトブログをフォローしてくださっている人の中にも実は看護師さんは多数います。

だから、僕がブログなどで書きまくっている中身は看護師さんにも共感してもらえているんだろうし、回復期リハ病棟で働く理学療法士や作業療法士、言語聴覚士にも通用する内容なんだと思っている。

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退院後の生活に向き合う

大阪在住ですが、大阪の看護協会や訪問看護ステーション協会はすでに、病棟看護師と訪問看護師が双方で協力するような事業であったり、相互理解のための研修会などを積極的に開催している。

病棟での視点と訪問ナースの視点の共有が重要だということだ。

回復期リハビリテーション病棟に入院している患者さんの多くは自宅に退院する。

退院後の生活を円滑に支援するためには、退院後の生活を支援しているスタッフの視点や現状を病棟で働くスタッフに伝えることが必要だ。

退院後の生活を目標に病棟でリハビリテーションを実施ている。しかしながら、回復期リハビリテーション病棟に勤務するセラピストの多くは、まだまだ生活期の現場の状況をしっかりと把握していない。

これは、批判ではない。そういった生活期の現場に出たり、生活期のセラピストの話を聞いたり情報交換をする機会が少ないためである。

もっとそんな機会を病棟運営に組み込んでいく必要がある。

月1回のサポート

2017年から、回復期リハビリテーション病棟を持つ病院の作業療法科の症例検討会のアドバザーを務めている。月1回非常勤職員としてかかわっている。

回復期リハ病棟の師長さんや看護師さんも時々参加してくれる症例検討会。

OT科だけで症例の事例検討するのではなく、病棟のナースが参加してくれることが非常にありがたい。

退院後の生活を考えると、リハスタッフが関与しない時間帯に患者さんがどのように生活するのかということが大事になってくる。そういった視点では、病棟での過ごし方は退院後の過ごし方につながってくる。

だから、病棟での過ごし方の部分についてナースとリハが共通認識を持ってか関わることが必要。

その点で、師長さんが症例検討会に出席してくれるのは非常に効果的。

そこに生活期で働く作業療法士としての私が退院後の生活をイメージしたリアルなアドバイスをするわけだ。

過渡期な業界

リハビリテーション業界は過渡期だ
過渡期に関するコラム

診療報酬も介護報酬も改定される。回復期リハ病棟についてもどんどん改定される。

2025年に向けてこれからもどんどん変わる。

だけど病院で働いていると、その変化に気づかないナースやセラピストも多い。

だから異なる領域で働いているセラピストの視点を病棟に組み込むことができたら、もっと効果的な病棟でのリハビリテーションが提供できるのではないでしょうか?

こんな連携の実践できていますか?
回復期リハ病棟の連携 お互いの強みを共有できるということ

お互いの強みを生かせば、回復期リハ病棟での取り組みはもっと良くなります。

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