小児領域の訪問看護・リハビリのこと(2023.12.21.)

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小児領域の訪問看護・リハビリテーションについてはかなり以前からその普及のための研修会などでお話してきた。直近では2023年3月に大阪府訪問看護ステーション協会主催の研修会でもお話させていただいた。
3月2日大阪府訪問看護ステーション協会の研修会で講師を務めます

2024年2月には高崎健康福祉大学訪問看護ステーションさん主催の研修会でもお話させていただく予定です。
「小児領域の訪看リハビリテーション~作業療法士の立場から~」

自身で運営しているやまだリハビリテーション研究所主催のオンライン講義でもたびたび取り上げている。
【講義動画2023‐3】「取り組んでみませんか?小児領域の訪問看護・リハ~作業療法士の立場から~」

それでもなかなか普及しない

まあ私が個人的に頑張ったからどうこうなる問題ではありませんが、この領域に取り組む訪問看護ステーションが少ないのは残念なことです。私のフィールである大阪で見ても、2022年度の大阪府訪問看護ステーション協会の調査によると、おおよそ小児領域の訪問看護・リハに取り組んでいるのは全事業所のうち約1/4程度のようで、これは以前からの調査とも変わりないんですよね。

「訪問看護 実態調査」などで検索をかけると他の都道府県の調査なども見ることができるのですが、状況的には他府県も大阪と同じような状況です。

やっぱり普及しないというか、取り組もうとする事業所は少ないんですよね。

訪問看護・リハビリテーションを必要としている小児のケースが少ないというわけではないんですよ。診療報酬改定議論などを見ていても増加の一途です。

不安が大きいのかな?

研修会などでよく聞くのは

  • 経験がない
  • なんかあったらどうするの?
  • 自信がない

というような感じです。


じゃあ、小児領域の訪問看護やリハビリテーションに関わっている看護師さんやセラピストが皆さん自信満々で経験豊富なのかというと、決してそんなことはありません。

聞いたこともない病名の子供さんの家にも行くし、もちろん「初めて」体験するいろいろな出来事はやっぱり今でもドキドキするものです。呼吸器をつけた子供さんの訪問に携わったのは、10年以上前になりますが、ドキドキでしたよ。
それでも何とかやってこれた。

だからまあ、この領域に取り組むセラピストは増えてほしいなといつも願っている。

経験がない、自信がない、という部分は経験を積むことでしかクリアできない。

じゃあ、今関わっているケースのすべてにおいて素晴らしい経験を積んでいたり、自信満々で取り組んでいるというわけじゃないでしょう。

だったら小児も同じじゃないの?_

サポートしますよ

これまでの経験を活かしながら、小児領域に限定するわけじゃないけど、若いセラピストさんの訪問の同行や事業所内での研修会などの協力は可能です。なかなか小児領域に踏み出せない事業所さんでも、取り組んでみたいなと思っておられたらいつでもご連絡ください。できる限りサポートさせていただきますよ。

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