3か所の訪問看護ステーションに掛け持ち勤務して分かったこと

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訪問看護ステーションに務めている理学療法士や作業療法士、言語聴覚士さんたちは同じ職場の看護師さんたちと同行訪問していますか?特にセラピストが少数の職場であればあるほど、同行訪問の持つ意味は大きいと思います。訪問看護ステーション3か所で掛け持ち勤務している作業療法士が同行訪問について書いてみました。

3か所の訪問看護ステーションに勤務して分かったこと

勤務している3ヵ所の訪問看護ステーションのうち、2ヵ所は作業療法士である筆者しかリハビリテーション職種は勤務していない。こんな風に、いわゆるセラピストが少数しか勤務していない訪問看護ステーションはそこそこ多いのではないかと思う。

そんなリハビリ一人職場の訪問看護ステーションに勤務して分かったことは

リハビリテーションってやっぱり普及してないんだな

ってことだ。訪問看護ステーションに勤務している看護師さんは一般の病院に勤務している看護師さんたちに比べても、在宅患者さんに対してのリハビリテーションの必要性を理解している人が多い。

だけど、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリテーション職種と一緒に働いた経験がほとんどない方が多い。その為にリハビリテーションに対して興味は持っていても、どんなことを実践しているのかってことを十分に理解していないことがほとんどだ。

たまーに、他事業所の理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などの訪問場面を見学することがあるようですが、きちんとリハビリテーションのことを説明してもらっているとは言い難いようです。

同行訪問の必要性

訪問看護ステーションに勤務している少数派のセラピストの皆さんは、同僚の看護師さんと同行訪問していますか?それともほとんどバラバラに仕事していますか?

同じ患者さんを担当しているのに、職場でミニカンファレンスみたいに患者さんの情報交換をこまめにしていますか?
昼休みだけでもいいから話してほしいなって思います。

同行訪問したことがないならぜひ同行訪問してみてください。

  • 看護師がしている業務を知る
  • セラピストがしている業務を伝える

まずはこれが基本だと思います。

同じ職場に勤務しているからといって、看護師さんたちがきちんとリハビリテーションについて理解しているとは言えませんし、担当の利用者さんに対してどんなリハビリテーションをどんな目的で実施しているのかということを詳しくは知らないと思います。

わかりやすい言葉で解説!

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の方は同行訪問の際に、ぜひ解説リハビリテーションを実践してみてください。

あなたが利用者さんの家でやっていることを少しずつ現場で解説するんです。

  • いま、何をしているのか
  • その動きで何を評価しているのか
  • なぜそのような運動をするのか?

リハビリテーションに興味を持っている看護師さんたちは多いんです。ただ、今まできちんとリハビリテーションについて学ぶ機会がなかったから、見ているだけでは何をしているのかってことがわからないだけなんです。

私達がやっていることがものすごく特殊なことではないってことをしっかりとわかりやすい言葉で解説してあげてほしいんです。

私が掛け持ち勤務している2か所の訪問看護ステーションの看護師さんたちはわかりやすい言葉で解説すれば、だいたいのことは理解してくれています。

看護師さんができることを伝える

同行訪問して、解説リハビリテーションを行いながら、看護師さんができることを伝えてあげてほしんですね。

看護師さんには訪問の時にやらなければならない看護業務があります。でも利用者さんの状態によってはリハビリテーションを実施することもできます。

訪問業界では、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の数は不足しています。その数よりはるかに多い看護師さんたちが在宅患者さんたちの支援にあたっています。

だから、看護師さんたちにもリハビリテーションを実践してもらうことで利用者さんの状態が改善する可能性があると思うんです。

専門性の高いことはともかく、看護師さんたちでも実践的るリハビリテーションは必ずあると思います。

看護師さんが訪問の時間にできる範囲のリハビリテーションを実践できるように、ぜひ同行訪問してそれを伝えていただければと思います。

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