先日の通所での出来事
「もっとマッサージしてほしいわ、なんで私にはしてくれないの?」
と言い出した利用者さん。普段はそんなことはおっしゃらない。
今やっている関わりは何のためにやっているのかを説明しながら、お話を伺う。
よくよく聞くと、睡眠不足で眠いそうだ。マッサージチェアがあるのでそこに移動してもらって少し休憩していただくとスッキリされたようだ。
翌週のリハでは睡眠不足はなく、いつも通りにしっかり体を動かす関わりができました。
もっとマッサージして
「もっとマッサージしてほしい」
利用者さんから言われた経験のある生活期セラピストさんは多いと思う。
利用者さんのおっしゃるマッサージが一体どのようなことを指しているのかはともかく、徒手的に気持ちいいことをして欲しいのでしょう。
リハビリ=マッサージと捉えている利用者さんの多くは病院でのリハビリを経験している人が多いと感じています。もしくは通所など複数のセラピストがいる場所で、マッサージ的な関わりを目撃した経験のある利用者さんとかね。目撃したのがマッサージではないこともあるけど、利用者さんには自分の見たいように解釈しますからね。
◆病院セラピストよ!これが現実だよ!「病院と同じリハビリをしてください」 問題について(1)
退院ギリギリまで40分とか60分を徒手で過ごしてきた利用者さんなら「徒手=リハビリ」なので、これを変えるのは難しいけど、それでもやはりかかわる最初の時点できちんと通所や訪問で実践するリハビリテーションのメニューについては説明する必要がある。
生活期のリハ
生活期のリハで大事なことは、病院と異なり毎日リハビリテーションスタッフが関わることがないということをセラピストがきちんと理解することです。
短い時間でどのように生活を支援するのかという視点で関わることがものすごく重要です。
だから最初のオリエンテーションがものすごく肝心です。
- リハビリテーションの方針
- 関わる時間
- リハビリテーションの内容
- 事業所のリハビリテーションの方針
などをきちんと説明することが必要です。
そこをおろそかにすると、ずるずるモミモミリハとなってしまいます。
こんなコラムもあわせて読むと参考になりますよ
◆コラム7 リハビリテーションからの卒業に向けた取り組みに必要なこと「その1」医師も含めた事業所の方針の明確化
私は非常勤掛け持ちの作業療法士であり、コンサルタントなどではありません。
しかしこれまでの経験を活かしながら、病院のリハや生活期領域のリハ関連部門に対して、これからのリハビリテーション部門の在り方などに対してアドバイスや助言をすることはできると自負しています。
収益を上げるための助言はできませんが、より良いリハビリテーションを提供するためにはどうすればよいかということを、一緒に考えることはできると思います。
興味ある方はお気軽にお問い合わせください。
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