56歳非常勤掛け持ち作業療法士が大規模訪問看護ステーションに勤務してみた3

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看護師さんもセラピストさんも56歳の自分より若いスタッフばかりで、勤務してみたら事業所で最年長だったという大規模訪問看護ステーションでの勤務のことやいろいろ考えたことを書いているシリーズコラムです。

40代後半から50代で転職とか掛け持ち勤務をしたいなと考えている看護師さんとか理学療法士や作業療法士や言語聴覚士さんはけっこういるんじゃないかな。そろそろ業務の量を減らしたいから訪問に移りたいとか、副業が認められているから週1回訪問看護ステーションに勤務したいとかね。

僕のようにすべての勤務が非常勤で掛け持ちというのは珍しいかもしれないですけどね。

そんな40代とか50代の人に知っておいてほしいなと思うことを書いてみます。

なんせ今回は勤務した事業所で自分が最年長という立場だったんですが、役職に就くわけでもなく週1勤務の非常勤なのに、事業所最年長だったわけですよ。

訪問経験者の転職とか掛け持ちの場合

私の場合がそうなんですが、すでに訪問看護ステーションでの勤務経験も作業療法士としての勤務経験もあったのが私です。看護師でも理学療法士でもそうだと思うのですが、訪問看護ステーションの勤務経験がある人の場合、たいていの事業所は一から訪問のイロハを教えてくれることはあまりないと思います。

今回の大規模ステーションにおいても、育休取得するスタッフさんから同行でケースを引き継いで、すぐ私が一人で訪問するってことで仕事がスタートしました。

その事業所でのローカルルールとか電子カルテの使い方などはオリエンテーションを受けますが、訪問業務としては「即戦力」として捉えられているのが、40代とか50代の経験者の転職ですよ。

「最初は少数の担当から開始して徐々に慣れていけばいいか・・・」

みたいな考え方は通用しないですよ。訪問未経験ならそれもありだとは思いますけど。

訪問未経験でも、作業療法士としての経験が豊富であれば訪問で実践すべきリハの中身なんかの指導なんてもちろんありませんよ。

事業所のローカルルールというのはいろいろあるけど例えば

  • 利用料金の集金のこと
  • 新規を担当した時の書類作成とか手順とか
  • トラブルが発生した時の対応
  • 利用者さんが不在だった時の対応
  • 訪問キャンセルになった時の対応

等々いろいろあります。小さなステーションだと管理者さんもしくは主任さんクラスに相談することが多いですが、今回勤務した大規模ステーションさんでは、手順やルールがきちんと決まっていました。だから私がことあるごとに管理者さんに報告するということもあまりなかったんですよね。

他で働いていたときのルールと同じではないので、経験者の転職の時ほど注意が必要だと思います。

40代とか50代って事

リハ職に限って言うと、現在掛け持ち勤務している複数の事業所においても、2025年8月時点で57歳の私はセラピストの中では最年長となります。看護師さんを含めても最年長かな。
特にリハ職はセラピストの平均年齢は若いので、40代で転職しても、事業所で最年長ということは十分あり得ますよね。

若いスタッフとの関わり方って悩む方も多いんじゃないかな。

「老害」って思われたくないですしね。めんどくさがられても嫌ですしね。

でも業務を遂行する上で、やっぱりわからない事って出てくるんですよね。そういう場合は素直に

「今時間ありますか?ちょっとわからないので教えてもらえますか?」

と素直に聞くようにしていました。

リハビリテーションや作業療法の臨床的なことについては、たくさん伝えたいこともありますが、演説会みたいに長くしゃべりすぎないように気を付けるようにしていました。

このあたりは職場の雰囲気とか、スタッフさん個人の性格などにもよりますので、勤務しながら職場の雰囲気とか会話とかを観察することを心掛けていました。

観察することについては、今回の大規模ステーションさんだけではなく非常勤掛け持ち勤務先において常にスタッフの動向や会話などについては観察するように心がけています。

そんなことを観察しながらその職場での自分の立ち居振る舞いについて色々考えて行動していました。

50代の体力のこと

今回勤務した大規模訪問看護ステーションは大阪市内に事業所があるということもあって、自転車訪問でした。職場貸与の電動自転車で平均7件の訪問を1日でまわっていました。

56歳非常勤掛け持ち作業療法士が大規模訪問看護ステーションに勤務してみた①でも書きましたが、事前に管理者さんからは「勤務時間」「1日の訪問件数」の確認を受けましたが、「普通に勤務して他のスタッフと同じ件数対応します」と回答しました。

1月から8月までの勤務期間でしたが、体調不良で休むことはありませんでした。夏場を迎えるにあたって、管理者さんからは「訪問の件数減らさなくて大丈夫ですか?」とご配慮いただきましたが、減らすことなく勤務を全うしました。

2025年の夏はめちゃくちゃ扱ったこともあり、同僚のセラピストさん達も体調を崩されることはありましたが、なんとか仕事に穴をあけることなく乗り切りました。

40代とか50代人は訪問看護ステーションに転職するにあたっては、体力があることは必須だと思っています。車でもバイクの訪問でも暑さ寒さは体に影響与えますからね。

私の場合は、六甲山を中心に関西の低山登山に嫁さんと二人で行ってます。低山って言うのは1000メートルまでの山を指すようです。僕の場合は500メートル前後が多いかな。

嫁さんの勤務とかお天気にもよりますが、多ければ月4回くらい、少なくても1回は行きます。それ以外にも奈良や京都の寺巡りなどもしています。まあ出かけたら、必ず昼飲みしてくるので、結構にいいかどうかは微妙なところですが、50代にしてはかなり歩けるし体力あるほうだと思いますよ。

こんな感じに登っています。
https://yamap.com/users/2638353

40代50代って職場から見れば、即戦力だと思うのですよね。

でもセラピストや看護の技術とか知識だけじゃなくて、訪問看護ステーションの場合はやっぱり体力は必要だと思うのですよね。

そういった意味では自己管理って言うのかな、体力作りは必要だと思っています。

せっかく勤務したのに、休みがちだと他のスタッフさんに負担をかけてしまいますからね。50代だから仕方ない・・・ではなくて、自己管理をしっかりと行って50代でもまだまだ働けるんですよってところを見せることが出来るようには少し意識しながら勤務していました。

休んでいるスタッフを批判しているわけじゃないんですよ。育休代行として勤務しているのに休みばっかりだと代行の意味ないわけですよね、だからこそ自己管理をきちんとして業務に挑んでいました。

色んな意味で、30代くらいで転職するのとは立場とか立ち位置みたいな部分をきちんと考える必要があるのが、50代の転職だと思っています。

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