ここのところ、介護報酬改定のことについてたくさん投稿しているが、参考にしている資料の多くは「2025年問題」っていう単語がキーワードとして書かれている。だけど、大事なのは2025年だけではないってことを考えてみた。
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2025年問題は入口ってこと
簡単に言うと団塊の世代と呼ばれている人たちが後期高齢者(75歳以上)に到達し始めるのが2025年っていうことみたい。
詳しいこととか、それに関する資料とかは厚生労働省のサイトで確認してね。
⇒⇒厚労省の関連ページ
勘違いしている人が多いかもしれないが、
高齢者の人口が2025年でピークになるってわけではない
2025年っていうのは人口に占める後期高齢者の割合が急激に増えてくる入口の年ってこと。今年から10年後ってことで切りのいい数字だから、いろんなところでいろんなことが書かれている。
85歳を超えると半数以上の高齢者が介護保険のサービスを利用しているっていうデータがあるって研修会で聞いた。だから、後期高齢者が爆発的に増える2025年に向けて、準備を整えましょうって感じで2025年がクローズアップされている。
2025年までに、いろいろある
2025年までにいろんな出来事がある。
わかりやすいところだけでも
診療報酬の改定は2016年、18年と2年ごとに続く。
介護報酬の改定2018年、2021年(以降も3年ごとの予定)
制度が大きく変わる可能性がたくさんある。だから、医療の現場や介護の現場でいろんな対策をしていても、制度が変わればそれに振り回されるって可能性は非常に大きい。
最近は 保健医療2035 なんてものも出てきた。
じゃあ、何するほうがいいのか?
2025年に何してる?
2025年に業界から引退している人なら、あわてなくてもいいかな。
2025年くらいに30代や40代くらいで、職場の管理職になっているような立場ならこれからの制度の変化についてしっかりウォッチしておくほうがいい。今は平職員でも、2025年に管理職なら今から制度改定についていってないと対応できない。
セラピストとしてすべきこと
2015年の介護保険の改定では、「活動と参加」がクローズアップされています。だからと言ってそればかりに力を入れるっていうのもどうかと思います。
- 心身機能へのアプローチ
- 活動と参加へのアプローチ
両方できないと意味がない。そして何より
全人的アプローチができるセラピストがいつの時代でも必要なんだ。
SNSを中心として情報氾濫の時代に右往左往することなく、淡々とこう言った関わりのできるセラピストを目指すべきだ。
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