新人さんだからこそ知ってほしい。職場の上司や先輩が教えてくれないことでも知っておかなければならないこともあるってことです。2015年の4月というのはリハビリテーションの転換点になるかもしれないってことを書いてみた。
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新人研修で学びましたか?
働きはじめて1ヶ月が過ぎましたが、新人セラピストの皆さんは職場にも慣れて来たのでしょうか?
お給料も有意義に使っていますか?
さて、新人教育や新人研修とかでは「高齢者の地域における新たなリハビリテーションの在り方検討会報告書」ということについて教えてもらいましたか?知らなかったら必ず読んで欲しいのがこの資料なのです。
「高齢者の地域における新たなリハビリテーションの在り方検討会報告書」
(PDFファイルが開きます)
また、新人さんを指導する立場の先輩の皆さんはこの「高齢者の地域における新たなリハビリテーションの在り方検討会報告書」はお読みになりましたか?
お読みでなければ、是非一読ください。
領域に関係なく読まなければならない
- 高齢者に関わっていない
- 地域で働いていない
だから読まなくていい!
そんなこと言っている場合ではないのです。ここに書いてある事は、回復期リハ病棟でも、小児領域でも、精神領域でも担当している患者さんが地域に戻る可能性があるなら読まなければならない資料なのです。
「これから」が問われている
極端な言い方かもしれませんが、先輩やベテランの理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が新人のために何かをしてくれるって考え方をやめるほうがいいと思います。
この報告書にも記載されているのですが、重要なのは
これからどのようにしていくのか!
ってことなんですよ。だから、その「これから」の中心になっていく新人や若手の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が読まなければならないのです。
もしあなたの職場の上司や先輩がまだこの資料を読んでいないのなら、「これからのリハビリテーション」について何も考えていないかもしれないのです。
だから、せめてあなただけでもまず読んで欲しいのです。
リハビリテーションの転換点
これまでも、リハビリテーション業界においていろいろな転換点がありましたが、ここ10年くらいの出来事では平成18年の転換点の次に大きな転換点になるかもしれないのが2015年の介護報酬の改定とこの資料の提示です。
平成18年には診療報酬の改定で疾患別リハビリテーションの実施や入院日数制限が設けられる等の大きな改定がありました。
2015年の介護報酬の改定では「活動と参加」「多職種連携」「リハビリテーション会議」「居宅訪問」などの実施が強く求められるようになりました。
領域にこだわっているのは当事者である理学療法士や作業療法士、言語聴覚士だけなんですよきっと。
今年の介護報酬改定のインパクトは単純に介護保険領域だけのものではありません。リハビリテーション業界を巻き込んだ大きな流れになっていくほどのインパクトです。
それほどの危機感を抱えているセラピストはまだまだ少ないかもしれない。だから、このような大げさな表現をしている人はあなたのまわりにはいないかもしれない。大げさな表現している人がいないからと言って大丈夫ってことはない。
そんなに大量の資料でもないからまず読んで!お願い
「高齢者の地域における新たなリハビリテーションの在り方検討会報告書(案)」
(PDFファイルが開きます)
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