先日書いたブログにコメントいただいたので記事にしてみました。せっかくケアマネジャーさんからの依頼を断るっていうのはどういうことだ!せっかくのチャンスをどぶに捨てているようなものじゃあないのかな?
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この記事の経緯
先日投稿した記事
ケアマネから見たらリハマネ加算とかってどうなんだろう?
にケアマネさんからコメントをいただきました。上記の記事の下の方にあるので気になる方は見てください。
老健のケアマネさんが、自施設の通所リハのリハスタッフに対して、リハマネ加算2と生活行為向上リハビリテーション実施加算を算定してかまわないから、生活行為の改善に取り組んでほしいって依頼したところ、断られたっていうコメントいただきました。
コメントいただいた方と会ったわけでもないし、コメント以外の情報を持ち合わせているわけでもありません。
しかし、コメント読む範囲では生活行為向上リハビリテーションに適している利用者さんのように思える。それなのに断っているということに腹立たしい、というか怒りを覚えます。
怒っている理由
算定することに対して適している利用者さんに、必要なサービスを提供しない
生活行為向上リハビリテーション実施加算を算定する要件である研修会を終了したリハビリテーション専門職が配置されており、ケアマネジャーさんからの依頼もあり、利用者本人も希望する目標がある。
必要な条件も整っています。
自施設のケアマネジャーさんからの依頼なので、リハビリテーション会議も開催しやすい。サービス担当者会議と同時開催することも可能だと考えられる。
こんなに素晴らしい条件があるにもかかわらず算定しないってことは、今後ずっと算定しないってことなのじゃあないのかな。
以前にこんな投稿を書いた。
⇒⇒自分で自分の首を絞める?「リハビリ系の加算を算定することの意義」
加算っていうのは新設されることもあれば廃止されるものもある。誰も算定しない加算なんてやがてなくなる。
だから、新しい加算は積極的に算定することが大事なんだとも思う。
算定しない理由があるのかな?
対象者の状態によっては生活行為向上リハビリテーション実施加算を算定することが好ましくないというケースもあると思う。
すべての利用者さんが対象になるとも思えない。まずは、自分で動くことのできる利用者さん、要支援1~要介護2くらいまでの利用者さんを中心に積極的に算定するほうが対応しやすいと考えている。
また、算定要件を満たす研修を未受講であったり、人員的にリハビリテーション会議の開催が困難な場合などもあるでしょう。
だから、算定しない理由がきちんとあるのなら仕方がない。
じゃあ、いつから動き出すの?
- まわりの施設の様子を見てから?
- 学会とか研修会とか、勉強会で他の施設の発表や算定状況を聞いてから?
- 取りあえず1年くらい様子を見てから?
なんてこと言っていたらきっとその施設ではいつまでたっても算定することはできない。
算定をとるための、ヴィジョンがないってことなんだよね。
算定取らなくてもお給料変わらないしね。
でも、いつまでたても動き出さなければ、地域リハビリテーション業界は良くならない。
生活行為向上リハビリテーションが必要かどうかという議論ではなく、新設されたなら取り組んでみてから中身を検討するってことも必要だと思います。
まず動く必要があると思います。
こんなお話をリアルに聞いてみたい方はこちらからどうぞ⇒⇒講演依頼のこと
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