地域包括ケアシステムのことをきちんと把握している理学療法士、作業療法士、言語聴覚士はどれくらいいるのでしょうか?
もう少し広げてみて、医師、看護師、介護職なんかもわかってるかな?最近関わるようになってきた、助産師さんとか管理栄養士、歯科衛生士さんたちも関わる必要がある。
他人事じゃあない
「地域包括ケアシステム」聞いたことある?
医療とか介護とか高齢者に関わっていて聞いたことがないなら、ダメダメな人だね。
もしかして、地域包括ケアシステムが高齢者だけに関係しているもんだって言っているようなら、それもダメダメだね。
地域包括ケアシステムっていうのは年齢とか疾患の種別とか領域とか関係なくその地域丸ごと包括して何とかよくしていきましょうってことなので、高齢者だけのものではないんですよ。
良く引用されているのはこの図ですよね。
いろんな領域で地域にあるいろんな事業所やいろんな職種の関係者が関わって、多職種連携や多事業所連携をしながらマルっとその地域のことを良い方向にもっていきましょうってことをイメージしてほしいのか、どの図にも丸でいろんなものをかこっているのがわかるかな。
だから、働いている場所とか職種とか関係なく地域包括ケアシステムに関わっていく必要があるのです。
だけどなんだか他人事の人が多い
研修会で話をしていても、これに関わるのは自分ではないって感じている人が多そうだ。
- 〇〇協会
- 〇〇組合
みたいな感じで、なんだかそれぞれの職業や職種で構成されている団体で実践すべきものと捉えている人が多い。団体としてかかわることも確かにあるんだけど、個人も関わることを知っておいてほしい。
だってさ地域包括ケアシステムは中学校区単位で構成されると厚労省の資料には書かれています。
リハ職で考えると、地域でのリハ資源は少ないから中学校区5校分くらいの範囲で考えるほうがいい。
中学校区単位でっていうのは地理的に考えて、その範囲でいろんな事業所や職種が連携していきましょうねってことです。
いろんな職業の団体で考えてもそんな狭いエリアのこと一つ一つを考慮することはできないと思うんですよね。
それに団体の行動は遅いので、患者さんとか利用者さんに関わるそれぞれが多職種連携や多事業所連携を実践すべきなのが地域包括ケアシステムなんですよ。
このコラムにも書いたけど、これからは多職種連携を超えて多領域連携が必要となるはず。
⇒「連携⇒多職種連携⇒多事業所連携⇒多領域連携」時代の変化に気づいているか!
繋がることが必要
同じ職種でなれ合いしていても、その地域はきっとよくならない。
多職種との連携や多領域での連携がこれからの時代には求められている。
あなたは誰かと繋がっていますか?
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