地域リハってまだまだ知られていないんだなって思う。その一つが、
「何かあったらどうするのですか?」
知らない世界
知らない世界・知らない領域に対して不安があるのかもしれない。研修会でもよくある「質問」です。
- 1人で訪問することが基本の訪問リハの話をしている時
- 小児の訪問リハについての話をしている時
- 医師が在籍していない通所介護事業所の話をしている時
「1人で訪問していたなんかあったらどうするのですか?」
「子供に何かあったらどうするのですか?」
「通所で利用者さんになんかあったらどうするのですか?」
まあ色々聞かれますね。
地域で働いているセラピストさんなら一度はされたことのある質問かもしれない。
色々な意味で守られている病院で働いているセラピストさんからすると、外界は不安がいっぱいなのかもしれない。
ケースバイケース
そもそもリハの処方が出ている時点で、状態はそこそこ安定している人が多いので急変の場面に出会う確率は低い。
さらに、どの事業所でも急変時については事業所としてどう対応するのかというルールが決まっているから、
本当になんかあった場合は、そのルールに従った行動をとる。
特別な対応が必要なケースの場合は、事前にそのケースの個別的なルールがあるのでそれに則った行動をとります。
なんかあってもその時の対応がルール化されていることの方が多いのです。
ホントの突発的課題
それでも不安な方は多いでしょう。
予測される事柄については、その予測に則った対応について事前に考えておく、備えておくことが必要になります。
どこまでも予測することが必要です。
そのうえで、対応できない対象については事業所として断るということが必要です。
「なんかあったら」
という漠然とした思考ではなく、具体的にどのような事態が想定されるのかということを常にシミュレーションする思考が必要なのです。
そういったシミュレーションという思考は「KY」(危険予測・危険予知)として書籍も発行されているし、研修会も多く開催されている。
「なんかあったら」の「なんか」ってい部分は一体何なのかってことを具体的に思考することが必要なんです。
常に思考することが不測の事態への対応をきちんと行えることにつながるのです。
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