「病院でやってたことをやって!」 新人訪問リハビリのお悩みでは先輩や上司の方の協力が必要ってことを書いた。このコラムでは、個人的対応ではなく、事業所としての対応について考えてみたい。
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そもそも最初の段階で・・・
このコラムは
「病院でやってたことをやって!」 新人訪問リハビリのお悩み
とセットでお読みくださいね。
では本編。
介護保険で訪問リハビリテーションを利用する場合、いきなり訪問の担当者が自宅に伺うってことは稀だ。
- 利用申し込み後に契約をするタイミング
- 入院中や退院前カンファレンス
- ケアマネさんからの連絡
などなど、訪問リハ担当者が本人に会う前に事業所のスタッフや管理者が家族、本人、担当ケアマネ等と会ったり話したりすることはある。
そもそもこのように、訪問リハビリを開始する前の段階で患者さん本人や家族さんの希望というか意向を聞く機会はあると思う。
その時点で、
- 病院と同じことをするのは適切でないかもしれない
- 今の状態を評価して今の状態に合わせてリハビリをする
- 病院スタッフときちんと情報交換する
というようなことをきちんと伝えることができれば、訪問経験の浅いスタッフが訪問初期の関係作りに悩んだりする事は減るだろう。
事業所のルール作り
- 訪問の現場スタッフが判断してよい事柄や裁量
- 管理者が判断する事柄や裁量
こういったことのルールをきちんと決めている事業所はどれくらいあるのでしょうか?
何でもかんでも明文化してルール作りをすることは無理だ。
だけど、
新人や訪問経験の浅いセラピストたちが直面しそうな課題や問題ってものはある程度予測することはできる。
そういった課題に対して、
どこまでを現場スタッフの裁量で判断してかまわないのかってことが決まっていると、業務を遂行しやすい。
新卒や若手を採用する事業所なら、ある程度のノウハウとか事例などの「対応の仕方」をレクチャーしたりしておいてほしいなって思う。
経験を伝える
ルールっていうと堅苦しいかな。
でも、経験したことを後進に伝えるってことはする必要がある。
先輩が経験したことを伝えることで、後輩は先輩よりも短期間で成長できる可能性があるからだ。
経験後言語化して伝えることは難しい、しかし言語化しないと伝えることはできない。
経験をつめばいつの間にか成長する
っていうのは間違っている。良い方向により早く成長するにはその方向に導くための手段が必要なんだ。
その手段が
経験を言語化して伝えること
だと思う。上司や管理者で実践している人はいるのかな?
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