子供の訪問リハビリとか児童発達支援&放課後等デイサービスなんかに関わる事をためらっている専門職がいる要因の一つに、養育者おもに母親との関係について難しさを感じている人たちもいるでしょう。そらまあそうだけど、専門職もやりにくいかもしれないけど、おかん達もやりにくいって思っているかもしれないよ。そのあたりのことを書いてみた。
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出身地って大事だな
大阪生まれ大阪育ちの僕にとって、「マシンガントークのおかん」や「ぼけとつっこみを仕掛けてくるおかん」いわゆる大阪生まれ大阪育ちのお母さんたちは関わりやすい。
どこまで突っ込んでいいのかっていう難しさはあるけれども、言いたいことを言ってくれるのは子供たちのことを考えるうえでありがたい。
超ベテランの作業療法士の方が、研修で言っていたことがある。
理学療法士や作業療法士に対して、「あれしてほしい」、「これにも取り組んでほしい」「こんなん出来るようにしてほしい」ってリクエストしてくるのは関西の人が多い。関東で仕事をするとそんなにリクエストしてこないで、お任せってスタンスの人が多いから逆にやりにくい。
僕は関東で仕事をしたことはないけど、訪問では関東系のご夫婦の子供さんを担当したことがある。確かにお任せ系の人はいてる。関西のおかんは結構リクエストしてくる。
確かにそうだ。
逆に、僕の大阪弁のノリにちょっとやりにくさを感じている、地方出身のお母さんもいる。
実際に訪問回数を重ねて、ようやく本音を引き出せるようになったお母さんからそんなことを話してもらったことがある。
だから、なるべく初回の訪問で出身地とか大阪滞在年数とか聞いている。
先日も
言葉少なめのお母さんに
「今日はよそ行きですか?」
って突っ込んだら、マシンガントークが始まった。
大阪らしい。仕事しやすい。
だけど、このマシンガントークが苦手だって感じている専門職もいるんだろうな。
養育者との関係
訪問看護や訪問リハビリテーションの現場で、保護者との関係性をうまく作ることができないからっていう理由で小児領域に踏み出せない事業所も多い。
だけど、それは医療関係者ってやりにくいって感じている家族や保護者もいるってことの裏返しなんじゃあないのかな。
大人の患者さんだって、当事者である子供たちだって、すぐに僕と打ち解けて楽しくリハビリテーションに取り組んでくれるわけじゃあない。
関係を築くには時間がかかる。
すぐに仲良くなれるなんて幻想だ。自分たちがすべきことを粛々とやっているだけで自然と関係性が築けることもある。
意識的に取り組んで関係を築いていくこともある。
上手くいかないけど代替サービスもないからお互いにいい関係じゃないことを分かっているけど訪問していることもある。
いろんなケースがきっとある。
だけど、チャレンジもしないうちからあきらめてしまうってことは小児領域の訪問看護や訪問リハビリを利用したいって思いをつぶすことになる。
上手にいかないのは人間関係だけじゃあない。
僕たちが身につけていかないといけない多くの能力のうちの一つが人間関係を作ること。だけどそれ以外にもクリアしないといけない課題は多い。
それなのに、人間関係のことだけがクローズアップされるのはどうなのかな?
大阪に来ればよくわかるよ。
おかんとともに成長する自分がいる。
だから小児の領域は面白いのです。
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