2018年トリプル同時改定である診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス等報酬の詳細が出そろいましたね。
SNSの情報に右往左往する前に、自分の目で資料確認しましょう。
リンクのご紹介
トリプル改定なんですよ。
注目したいのは、それぞれの改定においてリンクする部分が非常に多いということ。
たとえば、回復期リハビリテーション病棟退院後に介護保険サービスを受ける場合等の連携の加算、障害福祉サービスと介護保険サービスの接点である共生型サービス、医療的ケア児に関しての診療報酬・障害福祉サービスの同時改定などなど、それぞれの領域にまたがる部分の同時改定が目立つ。
注目ポイント
診療報酬改定においては入退院支援加算の新設だ。従来の退院支援加算が入退院支援加算になります。
退院時の連携ではなくて、入院時の連携も必要ということです。
退院時の連携に関する加算においてもその対象職種などが拡大されています。
介護報酬改定においては、リハマネ加算が4段階に再編されたことがポイント。細分化されたということは加算の取得を積極的に行ってほしいっていうことだと思います。
障害福祉サービスにおいては、児童発達支援において訪問による「居宅訪問型児童発達支援」の提供が加わること。特に医療的ケア児に関する改定においては、診療報酬改定の訪問看護領域の改定ともリンクしており、地域での医療的ケア児の支援はその必要度が増しています。
地域包括ケアシステム
共生型サービスの新設、退院支援加算から入退院支援加算への再編、医療的ケア児への対応、退院時の介護保険領域との連携などなど、今回のトリプル改定ではそれぞれの領域にまたがったサービスのあり方に関する改定が多くあります。
これは地域包括ケアシステムを強く意識した改定といえるでしょう。
その地域にある事業所でその地域の対象者を支援していくために、それぞれの報酬体系を効果的に使えるようにするための改定といえます。
今回の改定以降、2025年に向けて必要なことは診療報酬体系、介護報酬体系、障害福祉サービス体系等の領域に関係なく、その地域のことはその地域の事業所が支えていくということです。
特定の領域にしか対応できない
というような事業所に未来はない。特定の領域にこだわるならホントにその領域で突き出たスペシャリストになるしかないでしょう。
このことは、トリプル改定の領域で働いているすべての職業に言えることです。リハビリテーション専門職だけではなく、介護職、看護師、ケアマネ、支援相談員、管理栄養士や歯科衛生士、もちろん医師や歯科医師、薬剤師などなど、すべての職業が、多領域の連携を意識することが必要になってきます。
大人は見るけど子供はみることできない
身体疾患は見るけど精神疾患には対応できない
ってことではなく、関連領域であれば専門的ではなくても一般的な対応はできるようにすることが必要。難しければ専門機関や専門職につなぐという連携を行うことが求められている。対応できない領域だからほったらかしにするのではなく、専門職としてつなぐ、連携することで対応していかないとダメだ。
行動あるのみ
今回のトリプル改定、点数だけを見ている医療関係者は多いでしょう。
だけど、今回の改定は2025年に向けた地域包括ケアシステムをにらんだ多職種連携、多領域連携を推進するための第一歩なんです。
トリプルの領域で働いている職種のすべてが多職種連携と多領域連携を推進することが求められているってこと。
僕がいつも書いていることの方向性は間違っていないってこと。
何よりも僕たちがすべきとは
- 専門職として自分たちの役割をきちんと果たすこと
- 多領域の連携を意識すること
- そして行動すること
それに応えることの出来る人材はいるか!!!!
動け!!!
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