脳卒中とか事故とかでリハビリテーションが必要な状態になった場合、リハビリテーションを実施する病院に入院することになります。
病気の種類や障害の程度にもよりますが、一般的には「回復期リハビリテーション病棟」という種類の病棟を持つ病院に入院します。
でもその病院で入院できる期間は決まっています。
※※ここから先は私の個人的な見解です。何らかの病気や疾患の方、お読みの方の病状に合わせて書いておりませんので、ご自分のリハビリテーションの可能性や回復については、必ず主治医やリハビリ担当の方にご相談ください※※
このコラムを書いているのは作業療法士です。2019年で29年目となる主に在宅でのリハビリテーションに関わっています。
このサイト『やまだリハビリテーションらぼ』では主に、医療・福祉・介護の分野で働いている専門職の方向けに情報を提供していますが、リハビリテーションに関する基本的な事柄については、一般の方に向けて解説しております。しかし個々の具体的な患者様への情報提供は行っておりませんし、患者様やご家族様からのご相談にも対応しておりません。
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入院期間は決まっています
リハビリテーションを実施することで、体の状態が元に戻ることもありますが、病気の種類や障害の程度によっては後遺症が残ることがあります。
リハビリテーションをいくら実施しても残念ながら後遺症が残ってしまうことはあります。
⇒リハビリテーションは元に戻すのではない!
後遺症をすべて改善することは難しいこともあります。病院での入院期間はある程度決まっていますので、後遺症が元に戻らない状態であっても退院する日を迎えてしまいます。
医療に関する法律でリハビリテーションは病気の種類によって回復期リハビリテーション病棟に入院することのできる期間が決まっていますので、それを超えて入院することは困難です。
入院したら退院のことを考え始める
繰り返しになるけど、入院したら退院しなければなりません。
入院時におおよその入院期間の提示があるので、その期間が過ぎれば自宅に戻るか他の病院や施設に転院するかということを選択しなければなりません。
本人が希望する期間ずっと入院させてくれることはありません。
だから大変ですが、入院した時点で退院後の生活をざっくりとでも構いませんが考えることが必要です。
- もし今の状態のままなら自宅に戻ること出来るのか?
- 同居家族は介護を手伝ってくれるのか?
- 介護保険のサービスを使うことが必要か?
そういったことも少しずつ考えていかなければなりません。
ご家族が入院している不安や心配は大きいですが、現実とも向き合う必要があります。そのためには少し先のことを考える必要があります。
特に介護保険のサービスを使う場合は、申請が必要ですぐに使えないので事前の準備が必要です。申請してから介護保険のサービスを使えるようになるまで、1カ月くらいはかかります。
⇒高齢の家族が入院したら介護保険の手続きを!
主治医やリハビリスタッフに聞こう
退院後の生活を考えるためには、退院後の体の状態がどのようになっているのかということを知らなければなりません。
そのためには、主治医やリハビリのスタッフにどんどん質問しましょう。
そうして退院後の生活のことを考えていく必要があります。そのうえで、限られた入院期間にリハビリテーションをより効果的にするために、自分でも積極的にリハビリテーションを実践する必要があります。
⇒リハビリテーションは「する」もの
上記のコラムにも書いていますがリハビリテーションは、リハスタッフにお任せだけではいけません、自分でも積極的に実践することが退院後の生活をより良いものにするためにも大事なことです。
そのためには、リハスタッフを積極的に利用してください。
一般の方向けのリハビリコラム
⇒一般の方向けコラム
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2019年版 病院リハと地域リハをつなぐ・変える
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