2019年11月17日 追記
回復期リハ病棟で働いている看護師の嫁さんから聞いた話です。詰所にてるとリハスタッフが、担当患者さんのことをいろいろ聞きに来るらしいが、その対応も色々だってこと。
情報収集の基本
学生向きの記事でも書いたけど、他部署との連携やチームアプローチの第一歩は情報収集から始まるといってもいいだろう。
だから、リハビリの実習生にしろ、新人の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士なども病棟に行ったりして担当患者さんの情報を知ろうとする。このことには正しい行動である。
でも、どんなふうにして情報を収集するのかによって病棟にいてる看護師さんに対応も変わってくるってことを理解している理学療法士、作業療法士、言語聴覚士は少ないようです。
まずカルテくらいは確認しよう
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士もそれぞれの業務で忙しいと思うが、同じように看護師さんや介護職の方も病棟では忙しい。だから、せめて病棟カルテくらいは確認することから情報収集は始めるべきである。
患者さんの急変や伝える優先事項が高い事柄については、カルテ見ることは後回しにすべきだが、通常の情報収集ならまずカルテを見よう。
色んな情報がカルテには書かれていますが、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の皆さんは病棟のカルテを見ていますか?
「カルテは連携の効果」 があるので病棟で確認できる方がいいんです。
カルテに書いてあることをいちいち聞くのではなく、まずカルテを確認してから収集する情報を整理するほうが、看護師さんの時間をムダに奪わずに済みます。
カルテ見てもわからない、確認が必要なら口頭で行う
まずカルテの確認、それから口頭で情報収集しましょう。
病棟で情報収集するときにはきちんと何を知りたいのかを明確にして看護師さんに聞くようにしてほしい。
一番困るのは
- 「○○さんどーですか?」
- 「○○さんどんな感じですか?」
このような抽象的な質問が看護師さんを困らせていることを理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の方はご存知でしょうか?
「どー?って聞かれても何がどーなん?。何を聞きたいのかはっきりしろよ」って思われていますよ。
具体性のかけらもない質問の仕方ですよね。
看護師さんと雑談していて、その前を担当の患者さんが通りかかってたまたま聞くならまだしも、わざわざ病棟に行って情報収集するときの質問の仕方としてはダメですね。もっと具体的に聞くほうがいいですよね。
- 夜間の移乗動作で転倒しそうとか危険動作はありませんか
- 更衣動作の介助量は減ってきていますか?
- リハビリの時間の活気がなくなっていますが、病棟での過ごし方に変化はありませんか?
出来れば多少具体的に、あなたが知りたいことを質問するほうが、看護師さんや介護職の方も答えやすいと思いますよ。
知りたいなら、質問の仕方を工夫する
患者さんとの会話でもそうですが、何か知りたい情報があって患者さんに質問をしても、自分の求めている答えが返ってこない時ってありますよね。つい
「いやあ、そうじゃなくて、えーーっと」
って思わずどんなふうに質問しなおそうかと考えてしまったことはありませんか?
相手が、あなたが求めていることとは全く違う答えを返してくるとき、それはあなたの質問の仕方に問題がある場合が多いのです。上手に質問すれば、求めて言う答えが返ってくるはず。
それなのに
「最近、○○さんどーですか?」
みたいな聴き方をするのは言語道断です。全く分かっていない。
ニッコリ笑顔で答えてくれている看護師さんも
「いったい何を聞きたいんだ!こっちは忙しいのに!」
って思っているかもしれませんよ。
相手の時間を奪って情報収集しているのですから、効率的に必要な事柄をきちんと情報収集しましょう。そのことは、患者さんの利益につながるのですから。質問の仕方くらいきちんといろんなパターンを持っておきましょう。
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