非常勤掛け持ち作業療法士のやまだが書いております。
訪問看護ステーションという事業所に勤務しているのに、自分の訪問だけ頑張ってあまり連携に関心のないリハスタッフがあちこちにいることがわかってきたので、最近の出来事を少し書いてみる。
私は、訪問看護ステーションに勤務するなら連携は基本だと思っている作業療法士です。
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情報の共有
褥瘡の治療で看護師さんが中心になって訪問しているケース。
少しずつ改善して来ているのだけど、きっちり治癒するところまでいかない。
「ポジショニングで工夫できないか?」
と担当看護師さんから相談。寝たきりだったのですが、リハ開始とともに姿勢変換が容易となり活動性もアップしてきていたんですよね。
以前ほど同じ姿勢をとることは減ってきているし、褥瘡の部位から考えるとポジショニングでの除圧だけでは対応は難しそう。
訪問中に褥瘡の部位を確認してポジショニングの工夫をした結果を看護師さんに報告。
そうすると、
「除圧以外にもいろいろ工夫が必要になってきている」
ということだったんですよね。
現時点ではポジショニングでの介入だけでは褥瘡の改善は難しいということが判明。
結果、看護師さんから主治医に経過を報告して、治療方針を変更することになりました。
褥瘡患者さんへの対応で除圧を中心に考えたポジショニングをすることはよくありますが、今回のケースは「除圧+α」が必要だったんですよね。
僕の頭の中では「褥瘡=除圧」というイメージだったので、それだけじゃダメだったというのは新しい学びでした。
連携は日常です
連携って言うのは
よっしゃあ連携するで!
って言う感じでするものではなく、普段の会話とか情報共有とか中で日常的に進んでいくものだと考えています。
お互いの実践している内容や方向性をすり合わせることから、始まっていくこともあると思うんですよね。
今回のケースでは、対象者さんの状態は徐々に改善しているし、リハ的にはかなり状態良くなったこともあり自己満足していたのですが、それだけでは介入の目標が達成しなかったんですよね。
だから方針転換することになりました。
こんなことが日常的に繰り返されていくのが、訪問看護ステーションでの連携だと思うのです。
皆さんは日常的な連携が進んでいますか?
訪問看護ステーションの連携についてもっと知りたい方はこちらもどうぞ!
◆訪問看護ステーションにおけるセラピストと看護師さんの連携のためにすべきこと1
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