これまでにも若手のセラピストさんから相談されたことは何度もある。
そのたびにその人のお話を聞いて、僕の経験を伝えてアドバイスをしてきました。
「キャリア」という言葉が最近はよく使われているようだけど、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士、看護師としての働き方について悩んでいたり、困っていたり、これからの方向性を模索したりしている人が多いようです。
辞めるか続けるか?
ちょっと前にコラムを書いたのですが、そこでも書いたんだけどね、
- 職場を変えるのか、変えないのか?
- 職業を変えるのか、変えないのか?
ざっくりいうとどちらかだと思うのですよね。
そうしてもう少し加えると
- 1人なのか家族がいるのか?
ってことなんだと思うのですよ。
57歳非常勤掛け持ち作業療法士として働いている私は、転職については嫁さんと話しはするし、給料の最低ラインは決めていて、自分の好きに働いていてもその給料の最低ラインに達しなかったら、自分の好みでなくても常勤職場に就職せざるを得ないと考えています。
1人なら
独身で抱えているものがないのなら、もっと気楽に自由に選択すればいいんじゃないのかなと思います。
決断は早いほうがいいだろうし、やりたいことをやればいいんだと思う。
短期間でしょっちゅう転職を何度も何度も繰り返すと、だんだん転職するのが不利になる可能性はあるけれども、でもストレスを抱えて働くよりはいいんじゃないのかなと思うのです。
やっぱりね、自分だ一番大切なんですよ。
家族がいるなら
いきなり退職するとね、次の月から月給が振り込まれなくなるんですよ。それなのに、生活に必要なお金は今までと同じように出ていくんです。結果貯金がどんどん減っていきます。そんな経験を2度ほどしました。
だからね、家族がいるなら家族と相談するほうがいい。結婚しているならパートナーと相談することをお勧めします。
自分が一番大切だけど、家族も大切だからね。
その職業を続けるのか?
僕は何度か転職して、今は非常勤の職場ばかりを掛け持ちしていますが、作業療法士という仕事は好きですよ。
他の仕事に転職したいとは思わない。
でも世の中には、いろんなお仕事があるので、「同じ職業を続ける方が最高だよ」なんて思わない。他の職業を経験してみて、自分に合っているなら続けりゃいいし、合っていないならまた元の職業に戻るのもあり。
自由にしたらいいんじゃないのってこと。
でもね、リハビリテーションの領域でもどのジャンルで働いているのかによっても考え方はいろいろ。
生活期領域の場合は特にそうだと思っている。
生活領域で新卒からがっつり働いて定年まで行った人ってまだまだ少ない。だからね、この領域はまだまだ未開拓といってもいいと思うんですよ。
病院領域のように成熟していない。
だからこそ悩みを抱えているセラピストや看護師さんはたくさんいる。その悩みってなかなか解決したりすることが出来ないものもある。
地域で小児の領域なんてほんとにニッチな領域。だからそんな領域で悩んでも、相談できる人はいないしメンターみたいな人もなかなか現れない。
成熟した領域じゃないから、そんな人が世の中にあまりいないんですよね。
あなただけじゃなくてみんな悩んでるんですよ。だから、まだまだ未成熟な領域で働いているなら、その職業をやめるのではなくて転職っていうのも一つの方法だと思っています。
まあ、悩んでいるならいつでもご相談ください。
有料でいいなら相談にのりますよ。
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